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新聞への寄稿や出前授業など多くの経験ができた

2010.2.25

この1年間、本科生としてほぼ毎週 CoSTEPに通い続けました。中標津や帯広から札幌までのJR・バス・車での通学は、慣れたとはいえ遠くハードな日々でした。しかし、この1年をここに費やしたことは、私にとって正解だったと思っています。この集いでしか出会えなかったであろう皆さんと出会えたことは、何よりもの財産です。 CoSTEP 受講を考えている方は、本科生・選科生で迷う方も多いと思います。可能なら本科生として参加されることを、私はおすすめします。夜行バスで着いても、ネットカフェが暖めてくれます。帰りのJR が運休になったら、CoSTEPが暖めてくれます。札幌はそんな暖かい街です。 受講前は、科学に何らかの形で関わっている者として、それを社会に還元していくために何ができるのだろう、と思っていました。難しいことは言いたくない。でも、その場やスキルがないので、何をしていいかわからない。そんな日々が続きました。 CoSTEP を受講して、ライティング実習での新聞・雑誌への寄稿や、高校での「大学の学び体験授業」など、多くの経験ができました。今後もこのような活動に携わり続けたいと思うとともに、これからの皆さんの活動を修了生として盛り上げ、関心を持ち続けていくことを心がけていきたいです。聞き手であることもコミュニケーションには不可欠なことではないか、と私は思っています。

本科生修了/山本 俊介
帯広畜産大学大学院博士課程、元・道職員