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タダ水からエネルギー?

2011.8.18

カテゴリー:チラシ・ポスター

イベント:サイエンス・カフェ札幌

制作者:上口 愛(2011年度研修科)

制作年:2011年8月


イベント名:第58回サイエンス・カフェ札幌「タダの水からエネルギー?–太陽の光でクリーンな水素をつくる–

 

ゲスト:阿部竜さん(北海道大学触媒化学研究センター准教授/機能物質化学)

 

開催日時:2011年8月6日(土)16:30〜18:00

 

 

研修科に所属しながら本科生と一緒に、今年度最初の発表となるサイエンスカフェの企画に参加しました。私の担当は広報/チラシとポスターデザインです。 CoSTEPのカフェ実習では毎回様々な議論が交わされます。今回も10以上のタイトル案を出し合い、ゲストの阿部竜さんまで巻き込んだ「カフェタイトル 総選挙」を実施。キャッチコピーとしてふさわしい魅力的なタイトルを決めました。

 

 

タダの水からエネルギー?

 

−太陽の光でクリーンな水素をつくる−

 

「タダ」という言葉は「無料の」とか「取るに足らない」という意味を併せ持ち、サイエンスカフェにちょっとした意外性を感じさせてくれます。

 

カフェの主役は、太陽の光(可視光)と水から水素の製造を目指す阿部竜さんです。まずは阿部さんの研究からキーワードを挙げてゆきました。「触媒」「植物」「光合成」「光」「虹」「水」「水素」…組み合わせは何通りもできそうです。

 

そして、水道の蛇口からあたかもエネルギー(水とも水素とも見える物体)が飛び出すイメージを最終案として採用しました。もちろん水が直接燃えるわけでは ないのですが、身近な蛇口から出てくるタダの水がどうやってエネルギーになるの?という不思議な感覚を伝えられたらうれしいです。

 

蛇口から出てくる物体をどんな形にするのか何度も描き直しました。蛇口はどっち向き?炎はどっちの方向になびくの?小さい炎?大きな炎?とあれこれ悩みま した。時間はかかりますがそれでも楽しい作業です。 こうしてできあがったチラシデザイン、本科の時より納得して制作できたことに成長を実感し、一方で自分の苦手な部分も発見しました。今回も貴重な機会を体 験できたことに感謝しています。