科学番組を担当しながら私が感じていたこと
永井 伸一
NHKアナウンサー
2015.3.18
今から5年前の2009年、科学をどのように分かりやすく伝えたらよいのかという事について、お話しさせて頂きました。小さい頃は科学に興味があったのに、大人になるにつれて苦手になってしまったという人は少なくないと思います。実は私もその一人、そんな自分が子供向けの科学番組を担当した事があります。そこで感じたことは、「科学知識を正しく見せなければいけない。一方でそれを分かりやすく興味をひく形で伝える事も大切だ」という事でした。というのも、自分の説明によって番組に出演している子どもたちの目が輝く様子は忘れられない瞬間であり、間違いなく科学に興味を持ってくれた証しだったからです。と同時に、自分自身も久しぶりに科学を学ぶことへの喜びを感じました。「科学を正しく分かりやすく伝えていく人材」を多く生み出しているCoSTEP、これからにも大いに期待したいと思います。10周年、おめでとうございます!