地域での教育ICT化と科学技術コミュニケーターへの期待
小松川 浩
千歳科学技術大学教授
2015.3.18
21世紀型の市民の育成には、常に新たな技術革新(イノベーション)を意識しつつ、様々な社会テーマに対して学び続けることが必要とされます。このためには、市民と大学や地域・産業界を繋ぐための枠組みが重要であり、まさにCoSTEPはそうした趣旨を具現化できる人材育成の枠組みと確信しています。
私が携わる地域社会での教育のICT化では、義務教育という地域レベルの活動の中で、最新の技術活用の教育への効果を理解した上で学習支援を図れる人材が求められます。また、こうした活動を推進するには、行政や現場教員の理解を得ながら、NPOやソーシャルビジネスとも連携して事業推進するコミュニケーション力も必要不可欠です。このような多くのステークホルダーと連携して子供達の確かな学力を築くお手伝いを広げるためにも、今後の科学技術コミュニケーターの活躍に大変期待を寄せています。