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2023年度CoSTEP開講式特別プログラム「合わせ鏡の間に立って科学ジャーナリスト視点から〜」を513(土)開催します

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2023
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科学ジャーナリスト須田桃子さんをお招きして、2023年度CoSTEP開講式特別プログラム「合わせ鏡の間に立って〜科学ジャーナリストの視点から〜」を開催します。

「自然の理解と自然への挑戦が合わせ鏡のようになっていて、互いの像を反射しながら先へ先へと進んでいく−」
科学ジャーナリストの須田桃子さんは科学の発展をそのように表現しています。

研究成果が広く世に出るまでには、間にさまざまな人が関わっています。研究機関が発表する科学的な情報を吟味し、関係者に取材し、マスメディアを通じて一般に分かりやすく伝える科学ジャーナリストもその一人です。科学ジャーナリストは研究内容を正確に理解することはもちろん、その成果の大きさや意味をときには第三者の専門家にも取材するなどして、冷静にかつ慎重に評価する必要があります。この科学の合わせ鏡の間に立って、中立的な視点から光の行方を追う存在なのです。

本シンポジウムでは須田桃子さんをお招きして、これまで印象深かった経験を振り返りながら、科学報道において極めて重要な客観的な視点や、科学ジャーナリストとしての取材対象との信頼関係の築き方と緊張感の保ち方についてお話ししてもらいます。

日進月歩で発展を続ける科学技術。その光が飛び交う合わせ鏡の間に立って、科学が抱える光と影、その報道のあり方について考えていきましょう。

日 時:5月13日(土)13:30~15:00(開場は13:00)
場 所:フロンティア応用科学研究棟 2F レクチャーホール(鈴木章ホール)
講 師:須田桃子さん科学ジャーナリスト/NewsPicks副編集長
参加費:無料 ※事前申込不要
定 員:先着100名(本プログラムは2023年度CoSTEP開講式の一部である特別講義にあたりますが、一部一般の方に公開しております。

須田桃子さんの紹介

科学ジャーナリスト/NewsPicks副編集長。東京農工大客員准教授。千葉県出身。早稲田大学大学院修士課程修了(物理学専攻)。 2001年に毎日新聞社入社。科学、医療、科学技術行政などを取材し、2020年4月より現職。『捏造の科学者 STAP細胞事件』で2015年に大宅壮一ノンフィクション賞、科学ジャーナリスト大賞。著書・共著に『合成生物学の衝撃』、『誰が科学を殺すのか』(2020年科学ジャーナリスト賞)など。

更新日2023.3.22