CoSTEPワークショップで 科学技術広報研究会は始まった
岡田 小枝子
高エネルギー加速器研究機構(KEK) 広報室
2015.3.18
理化学研究所(以下、理研)の広報室で働いていた2007年、CoSTEPが主催した「研究機関の広報支援ワークショップ」に参加した。
ワークショップは、全国30の研究機関、大学から広報担当者を集めて、神戸にある理研CDBで開催された。ワークショップの後、いくつかの特徴的な活動報告があり、最後に私から、イギリスの広報担当者のネットワーク、STEMPRAの日本版を作りたい、という提案をさせて頂いて、会は終了した。
このワークショップのご縁で、その年のサイエンスアゴラにおいて、KEKの初代広報室長、高柳雄一さんを招いて「研究機関の広報の役割」と題したミニシンポジウムを開催(その模様は『科学技術コミュニケーション』第6号で報告)、同時に、全国の広報担当者のネットワークである「科学技術広報研究会」を立ち上げることとなった。
そうして結成された研究会も今年ではや8年。この間、会員間で相互扶助的な活動を連綿と続けている。これもCoSTEPのワークショップのお陰と感謝している。