3. 深める36. 北海道主催のコンセンサス会議
2006年6月、道の「食の安全・安心委員会」でコンセンサス会議の開催が正式に決まった。
7月にコンセンサス会議準備委員会が設置され、CoSTEPは協力機関として参画する。三上さんと私が委員となり、宮入さんもその後、CoSTEP側の中核的スタッフとして活躍してくれた。また、道の食品政策課でコンセンサス会議の企画を構想段階から担当し、実現に奔走した職員は、2006年度にCoSTEPの本科生ともなり、コンセンサス会議の企画や運営に関し道庁とCoSTEPの橋渡し役を務めてくれた。
コンセンサス会議自体は、2006年11月から2007年2月にかけ数日間にわたって開催され、CoSTEPの受講生や修了生が、グループ討論でのファシリテーターなどを務めてくれた。CoSTEPがコンセンサス会議の開催に協力することで、受講生にまたとない学びの機会を提供することができたし、スタッフも貴重な経験を積むことができた。
このコンセンサス会議は、「初めて実用化段階に至った」ものと評されている。詳細については、『科学技術コミュニケーション』第1号の「小特集」を見ていただきたい。