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20161211(日)14:00より、92サイエンスカフェ札幌「極北に針路をとれ北極海航路が拓く新時代~」を開催します

FIN
2016
12/11

■ 開催情報 ■

第92回サイエンス・カフェ札幌

テーマ:極北に針路をとれ ~北極海航路が拓く新時代~
日 時:2016年12月11日(日)14:00~15:30(開場:13:30)
会 場:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン(札幌市中央区北5条西5丁目7番地sapporo55ビル)
ゲスト:大塚 夏彦さん(北海道大学北極域研究センター 教授)
聞き手:池田 貴子(北海道大学 CoSTEP 博士研究員)
定 員:約80名(申込不要)
参加費:無料
主 催:北海道大学 高等教育推進機構 OEC

    科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)

地球の “つむじ”  北極。そこに広がるのは分厚い氷が支配する茫洋とした海・・・
だけではありませんでした。北極域にも、厳しい環境でたくましく生きる人々の姿があります。ロシア連邦、フィンランド共和国、グリーンランドといった国々では、極北の自然と共存して独自の文化を育んできました。近年、地球温暖化の影響で氷が減ったことで、北極海は、日本やアジアと欧州を結ぶ新たな航路として世界から注目を浴びています。南シナ海やスエズ運河等を通る現行の南回りルートより、運航コストを大幅に削減できる可能性があるのです。

今回のゲストは、北海道大学北極域研究センターの大塚夏彦さん。センターでは、北極海の航路開拓や資源開発の可能性を探りつつ、自然環境や人々の暮らしを守りながらともに発展していけるような未来へ向けて、産学の垣根を超え、文理を融合した研究を進めています。私達の知らない北極域の魅力を紹介しながら、「つかう」と「まもる」が両立する持続可能な社会とは何か、考えます。

■ ゲストプロフィール ■

大塚 夏彦 (おおつか なつひこ) さん

北海道大学北極域研究センター教授。博士(工学)。1958年函館市生まれ。少年時代は海での素潜りとラジオ作りに熱中。海と工作への想いから北大工学部に入学、海岸の波を研究する。建設会社勤務中は、液化天然ガス工場建設工事の現場監督、発電所施設の設計や波の解析を担当。港湾コンサルタント会社に移籍後は、港の計画・設計のかたわら、氷海域の利用や北極海の航路開拓の研究に尽力する。GRENE北極気候変動研究事業、北極域研究推進プロジェクト(ArCS)に参加、2016年7月より北海道大学北極域研究センターに着任。海の魅力は、波が「ざぶん」とくるところ。北極域の住人として生計を立てて生活してみるのが、近い将来の夢。

 

Update Date2016.11.30