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インタビュー: 対話の場の創造実習で学んだ1

2020.3.30

ーーまずは自己紹介をお願いします。
こんにちは、15期の坪川 耀一です。私は工学院に所属しており普段は環境に関する研究を行っています。CoSTEPでは、対話の場の創造実習で1年活動しました

ーーCoSTEPでは具体的な活動はなんですか
対話の場の創造実習では「サイエンス・カフェ札幌」の企画、運営を前半に行い、「新形式」のイベントを後半に行います。新形式のイベントは内容の案出しから日時場所まで自分たちで決めていきます。
サイエンス・カフェ札幌では動物生態学をテーマにしたカフェを行い来場者にたくさんの「フシギ」と「ハッケン」を見つけてもらいました。後半の新形式では「謎解きゲーム」と「エネルギー問題」を組み合わせたイベントを行いました。イベントを通してそれぞれの価値観に向き合いエネルギー問題を自分事として捉えることができたと思います。

ーーどうしてCoSTEPを受けようと思ったのですか
私はもともと国際協力や開発に興味があり、そのような分野で働くのならば一方的に技術の必要性を説くだけでなく双方向での対話が必要だと思い、そのような場を作る経験をしたり手法を学ぶためにCoSTEPを受講しました。

ーーCoSTEPを1年間受講してみての率直な感想をお聞かせください。
実習の内容が対話の場を作成するというもののためどうしても本番の前はドタバタしてしまいます。でも一生懸命頑張ってみんなで作り上げたイベントに参加した方々が満足してもらえたときはとてもうれしいです。大変なことはあったけど、それ以上に非常に多くの学びをイベントを作っていく中で得ることが出来ました。CoSTEPで1年間受講出来て本当に良かった!と思います。

ーー具体的にどのようなことを学んだのですか
非常に多くのことを学んだのですが、この場では伝えきれないので学んだ中で一番大切だと思うことを1つだけ言います。それはイベントは一人の力では決して作り上げることはできないということです。私は1年間で2つのイベントを作成しましたがどちらも対話の場の創造実習のメンバーだけではなく他の様々な人々の協力があったからこそ成功しました。このように共に1つのものを作り上げるために多くの人々を巻き込んでいく、この過程がサイエンスコミュニケーションには非常に大切なのだと思います。そして、CoSTEPにはサイエンスコミュニケーションに全力で向き合って協力してくれる仲間がいます。そのような仲間と1年間共に学べたことがとても大きいことだと思います。

ーーCoSTEPの受講を迷っている人へ何か一言お願いします
今まで人生の中でこの1年間が私にとって最も濃密で学びにあふれていました。みなさんもCoSTEPに入って最高に濃い1年を過ごしましょう!

インタビュアー: 坪川 耀一

坪川 耀一(対話の場の創造実習)
北海道大学 工学院 修士1年