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映像作品「たべるからうまれるまで」(制作:村中令農学院)短縮版を公開

2014.3.8

2013年度受講生(9期生)の村中令さん(農学院・修士1年)が、食肉が加工されていくプロセスを時間軸を巻き戻して描く映像作品「たべるからうまれるまで」を制作しました。

本編は、食育や獣医・畜産学などの教育現場で活用されることを想定しており、やや刺激の強い映像も含まれることから、希望者にのみお見せするという方針です。

ここでは概要を紹介するための短縮版を公開します。

「たべるからうまれるまで」(短縮版)51秒

制作スタッフ:企画・ディレクター・撮影・編集 村中令, アシスタント 重田光雄,プロデューサー 早岡英介,取材協力 早来食肉衛生検査所,(株)北海道畜産公社道央事業所

本編をご覧になりたい方は担当スタッフの早岡英介までご連絡ください。

hayaoka(@)costep.open-ed.hokudai.ac.jp

この作品では、私たちが普段何気なく食べている牛肉、そして肉牛が、どのような環境で生まれ、どのように加工されて私たちの食卓にまで届くかというプロセスを、ストップモーションや巻き戻しなど、多彩な映像表現手法を駆使して描きました。

「命を食べる」ということはどういうことなのか、その背景を見せることで、日常の中でふと立ち止まって、「生命の尊さ」やそれを可能にする仕事の大切さなどについてゆっくり考えてもらいたいと考えています。

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制作した村中さんからのメッセージです。​

■企画のはじめ

映像実習は「どのような映像作品をつくるのか?」という企画ディスカッションから始まります。

いろいろアイディアを出すなかで、単純に紹介映像を作るだけではなく、映像表現でしか出来ないことをやりたい。そのため、逆回しで何らかのプロセスを描くような映像作品を作ろうと決めました。

■取材と、編集と

企画が決まったら、必要な映像を手に入れるために取材のアポイントメントを行いました。

実は畜産の加工プロセスはなかなか取材の許諾が頂けず、非常に苦労しました。また映像を撮る段階でも、なかなか思い通りの映像を手に入れられませんでした。

最終的な仕上がりを意識しながらも、あまり厳密に企画を固めず、その時に撮れる素材をなるべく拾っておく。その重要性を改めて感じました。

■終わりに

限定的な公開という扱いではありますが、普段の生活では見ることのない貴重な映像が詰まった、珍しい作品になったのではないかと思います。自身の研究分野 (農産物流通・市場学)や、将来的に実現していきたいことにおいても、普段見えない所に価値があり、その重要性が高まっていく、という視座があります。

この映像作品を作る過程で、自分自身としても非常に得るところがありました。協力してくださった皆様に改めて感謝いたします。

(文責:村中 令)