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科学館通信班、最後の頑張り!

2011.2.8
冊子『くろすかっぷりんぐ』は、数々の荒波を超えて完成することができました。特に、印刷所への入稿までの1週間、実習班のメーリングリストでは議論や修正のメールがめまぐるしく飛び交っていました。ここでは、仕上がりを目前にした最後の追い込みと、色校正にのぞんだ私たちの様子をレポートします。
このころの私たちの合言葉は、「最後の実習の授業のとき、完成品が手元にあること!」。
それを目指して、タイトなスケジュールの中、内容やデザインがベストな表現であるのか確認しながら修正を進めていきました。ときには、デザイン会社に無理なお願いもしました。表紙のタイトルのフォントは、読み手の気持ち、私たちの思いなどさまざまな視点から、どのフォントがもっとも適しているかギリギリまで話し合ったのです。時間がないからといって、妥協はしたくありません。メンバーの頭の中は『くろすかっぷりんぐ』でいっぱいだったはずです。私たちの思いを詰め込んだ冊子の印刷入稿が完了したという知らせを聞いたとき、ほっとしたのを覚えています。
数日後、印刷所から色校が届くということで、私たちはデザイン会社にやってきました(色校とは、実際に使用する紙に印刷してみてどのように再現されるか確認する工程のことです)。実習メンバーは、レーザープリンターで出力したときの色と実際に印刷されたものとでは全く違うこと、紙の厚みを目の前で感じることができました。
同時に、完成間近ということを実感し、みんなが笑顔になった瞬間でもあります。
しかし、うれしい気分だけではありません。これから厳しいチェックが入ります。持ち帰って先生方に色についてアドバイスをいただき、色の深みや印刷の基本知識を教えていただきました。納得のいく色合いになるよう修正し、誤植がないか1字1字読み上げて確認しました。この作業は何時間もかかります。次の日も集まり、確認してからやっと印刷をお願いしました。
あとは刷り上がるのを待つばかり。次号のレポートは私たちの“こだわり”の詰まった作品『くろすかっぷりんぐ』完成! です。おたのしみに……。
(2011年1月31日  本科生 内野亜沙美)
 
見て触って、にっこり

 

色を見て自分たちの思いを伝えます。
 デザインと色って奥が深い!