サイエンスカフェの企画メンバーとして,イベント告知のためのポスターデザインに取り組んた受講生の成果がコミュニケーショングラフィックスで紹介されています。イベントのキャッチフレーズともなるタイトルコピーに工夫をこらし,多くの市民のみなさんの目に止めてもらえるポスターの制作に取り組みました。専門性の高い研究分野にエンターテインメント性をプラスしようと孤軍奮闘。初めて体験するプレッシャーに耐えながらの制作現場の様子もお伝えできればと思います。
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第70回サイエンス・カフェ札幌「光る分子が世界を描く〜カメレオン発光体、発明!〜」
デザイン:山田規子さん(北海道大学大学院理学院博士課程2年)
ゲストは、北大工学研究院で蛍光塗料の開発をしている長谷川靖哉先生でした。まずは先生の具体的な研究内容を知るために、5月31日研究室にうかがいました。熱に弱く光りにくいが、強光を発する物質(希土類錯体)の分子構造を変えることで熱に強く光りやすい物質にする、というアイデアにあふれた研究内容に大興奮だったわたしは、蛍光塗料の化学構造をモチーフにしようと考えました。しかし、分子構造がなにを意味するのかが直感的にわからない=研究内容の説明的なポスターは覚えてもらいにくいという指摘を…つづく
第71回サイエンス・カフェ札幌「つくろう!まちの未来予想図 ―研究者の卵たちと語りあう“参加型手法”―」
デザイン:阿部万純さん(北海道大学生命科学院修士1年)
いつもよりもっと近い距離、いつもとは雰囲気の違うサイエンス・カフェ札幌。それが今回のカフェの特徴でした。
札幌にすむ人々にとってまちづくりをもっと身近に、気軽に参加するためのウォーミングアップとなるイベントにしよう・・・。そんなコンセプトで企画は進められました。ゲストはまちづくりに関わる4つの異なる分野で学ぶ大学院生たち、カフェのメインイベントはゲストと参加者が札幌の未来について語りあうグループディスカッション。まちづくりへの参加方法は様々であることを伝えるため、多くの壁にぶつかりながらも企画メンバーは新しいかたちのカフェに挑戦しました。…つづく