東日本大震災と原発事故、そして低線量被曝をめぐる社会状況をみて、科学技術社会論の本を読むこと以上に何かしないといけない気がして、CoSTEPを受講した。
CoSTEPは、科学技術と社会との接点の問題について非専門家である自分が「自分ごと」として考えていくための視点や実践のヒントを得られる場だったと思う。
そして、定期的な課題レポートの提出は、実践として自分は何をどうやっていくのかについて考えを整理して深めていく機会となった。
サイエンスライティングの演習では、自分が書いた文章に対しコメントを貰ってブラッシュアップを繰り返す中で、自分では気付いていない自分の思い込みを知ることになる。コミュニケーターとして自分の中に「自分を客観視する他者の視点」を持つことの大事さを実感した。
CoSTEPを修了したらあとは実践あるのみ!
原発の問題のみならず、科学技術と社会との接点の問題について、参加者が自分ごととして考えていく場をファシリテートできるようになりたいと思う(場はリアル、ネットを問わず)。黒白をつけることよりも議論を尽くして参加者の納得感を得ることを重視する場にしたい。正解がない難しい問題に自分たちで答えを出していくために。
- 森川浩司
- システム開発企業研究職