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14期選科B集中演習終了

2018.11.1

2018年10月6日(土)から8日(月・祝日)まで、CoSTEP14期選科B集中演習が行われました。日本各地から集まった受講生が「サイエンスライティング」をとことん学ぶ3日間です。この演習は、「レクチャー」と「グループワーク」の2本柱から構成されています。1日の最後には、学びを可視化するため、皆で出会った言葉たちを集めて壁にはる「言葉集め」のワークを行いました。

レクチャー

今年もレクチャーは、メイン講師である内村直之先生(CoSTEP客員教授)による5回のレクチャーに加え、グループ担当の5人のスタッフによるミニレクチャーで構成しました。

 

●レクチャー

1. 文章、説明、わかるということ

2. こうしたらもっとよくなる

3.見えるように書く

4. 文章が世に出るまで

5. 科学の伝え方

 ●ミニレクチャー

a.インタビュー+ワークⅠ(西尾直樹 CoSTEP特任助教)

b.文章デッサン+ワークⅡ(川本思心 CoSTEP部門長)

c.図解とライティング(池田貴子 CoSTEP特任助教)

d.論理と主張(種村剛 CoSTEP特任講師)

e.コピーライティング(早岡英介 CoSTEP特任准教授)

グループワーク

4グループに別れて課題文を執筆する時間です。スタッフによる指導だけでなく、グループメンバー同士によるピアレビューを中心に、互いにフィードバックをしあって文章をブラッシュアップしていきました。

カフェ部屋

今年もカフェ部屋を設置し、淹れたてのコーヒー、お菓子、各地からのお土産などを並べて、ほっと一息つきたい人が自由に使える空間としました。カフェ部屋ではその他、さまざまな言葉や文章を「読む」ことで、より良い執筆に繋げてもらおうという目的から、言葉集めの付箋や、途中段階の原稿などを張り出すコーナー、参加者がそれぞれ持ち寄ったおすすめ本を並べた「Bの図書室」コーナーなども設置しました。

  

虎の巻

演習最終日の午後は、各グループごとに3日間で得た執筆の心得を「ライティング虎の巻」にまとめて発表しました。

 最後の振り返りでは、各自A4 用紙に「書くことは考える事、考えることは書くこと。では」というお題に対しての応えを記入して発表。その後、各スタッフと内村先生による総括で締めくくりました。

受講生のみなさんは、3日間で3本の作品を仕上げました。執筆に執筆した時間と、多様なバックグラウンドをもつ人との間で行われたピアレビューの体験は、きっとこれから学び続けていく上で生きることでしょう。