より太い社会とのパイプに
渡辺 雅彦
北海道大学大学院医学研究科教授
2015.3.18
2007年11月17日(土)、私は「“頭がよくなる”って何だろう?~脳の発達の科学」というテーマで第26回サイエンス・カフェ札幌の担当講師を務めました。もう7年前のことですが、事前の講演内容の打ち合わせから会場となる紀伊國屋書店ホールのセッティングまで、CoSTEPチームの並々ならぬ意気込みを感じ、それを今でも強い印象として覚えています。そして何よりも、大学の中で、このような社会に向けた広報活動を熱心に行っていることを初めて知りました。また、参加した市民の方から様々な質問や興味を向けられ、日頃研究室や講義室に居ては決して感じることのない体験もしました。その後も縁があり、「クローズアップ:やる気を調節する仕組み解明」という研究を紹介する取材も受け、Facebookにアップロードしていただきました。今後の10年に向け、CoSTEPがより幅広い教員と社会の間のパイプとなることを期待しています。