CoSTEPの実績に感謝
前田 義幸
NPO法人日本サイエンスサービス参事(2009年3月まで科学技術振興機構科学技術理解増進部 部長)
2015.3.18
科学技術基本計画にてサイエンスコミュニケーションの推進が図られ、CoSTEPが発足して10年目になりました。当時この政策に係った者としてCoSTEPの実績には感謝の念が堪えません。しかし、原発事故、STAP細胞と科学技術の大きな課題がマスコミを賑わせる中、サイエンスコミュニケーションからの情報発信は一般の国民には微々たるものです。これはサイエンスコミュニケーションの現在の力を示すものですが、見方を変えればサイエンスコミュニケーションが果たさねばならない仕事は多く、多大な可能性を持つとも言えます。CoSTEPが養成する科学技術コミュニケーターがこの多大な可能性の中で力を発揮してくれることを期待しています。