「わかる」を「できる」にかえる実践力を
白井 久美子
日本ユニシス株式会社 ビジネスアグリゲーション部副部長
2015.3.18
「科学技術コミュニケーターに必要な実践力を身につける」ことを目途にプロジェクトマネジメント実践講座を担当してきました。ミッション、ビジョン、プロジェクトの目的、目標、スコープ定義、ゴール定義、ポートフォリオを用いた優先順位付け、合意形成、交渉力、プロジェクトにおける価値創造とは何か?について実践演習を通して体得することに重点をおきました。なぜならば、科学技術コミュニケーターが現場で求められる実践力とは、自らが課題を発見し、切り出し、その解決策を考え、人を動かして課題解決を行い、新たな価値創造と成果をだすことで、まさにプロジェクトマネジャーに求められる実践力そのものだからです。プロジェクトマネジメントにおける各手法は、多様な課題解決、新たな価値創造の現場で必ず役に立ちます。「わかる」を「できる」にかえながら実践をもって価値創出を行うことができる科学技術コミュニケーターを、CoSTEPで継続的に育成していくことが必要と考えます。