2. 挑む22. その他のウエブサイト
他方で私は、PukiWikiを使ってサブのウエブサイトを作り続けていたⅺⅰ。スタッフが情報共有するためのスタッフ専用ウエブサイト、受講生用ウエブサイト、「おすすめ科学の本」のサイト(選科の受講生がライティング授業の一環として執筆した本の紹介文を掲載ⅺⅴ)などを手始めに、遺伝子組換え作物コンセンサス会議、アニマムービー・プロジェクト、ウエブ版WWViewsなどのサイトをPukiWikiで作っていった。
CoSTEPのジャーナル『科学技術コミュニケーション』のウエブサイトは、いまも当時のままで使い続けられているⅹⅴ。画面上部の大きなバナーを大津さんに作ってもらい、画面の各要素の色(リンクの色など)や線の太さをどうすれば見栄えがいいか大津さんにアドバイスしてもらいながら作りあげていった。色を決めるとき大津さんの口からRGBやCMYKの数値がすらすらっと出てくるのには驚いた。
2010年4月に、公式ウエブサイトを新調した。一般に公開する公式サイトと受講生用サイトとを融合したのが最大の変更点で、このときも大津さんが作業をリードした。そして2014年4月、再再度のリニューアルをこれまた大津さんがリードして行なった。responsive designを採用することで、多様な端末(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)で、それぞれ最適のレイアウトで閲覧できるようになったそうだ(スマホなどを持っていないので、未確認)。
一方、受講生用サイトは、2013年度から公式サイトと切り離し、NetCommonsⅹⅴⅰをカスタマイズしてcostep2として運用を開始した。
CoSTEPがNetCommonsを利用したのは、2009年12月に、東京 上野の国立科学博物館で開催された「大学サイエンスフェスタ」に北大が参加したとき、北大用のサイトを開設するにあたり採用したのが最初である。私はその後も学部生向けの授業などで使っており概要を理解していたので、受講生用サイトに採用したという次第である。
公式ウエブサイトの制作は外部の業者に委託したが、その日常的なメンテナンスや簡単な改修、あるいはその他のウエブサイト制作は、佐藤祐介さんや、竹本寛秋さん、私などCoSTEPのスタッフが行なってきた。CoSTEPの迅速な情報発信は、こうしたスタッフに支えられていた面が少なくないと思う。
ⅺⅰⅰ PukiWiki とは、Wikipedia にも使われている、ハイパーテキスト文書を書き換えるシステム(Wiki)の一種
サイトはもうないが、コンテンツはhttp://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/past costep/book/※※※リンク切れです。削除して良いでしょうか?に受け継がれている。
ⅺⅴ https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/jjsc
ⅹⅴ NetCommons とは、国立情報学研究所が開発した情報共有基盤システムで、オープンソースソフトウェアとして公開されている。