人工知能、いわゆるAIは2010年頃から劇的な進化を遂げています。特に昨今、人間のように質問に答えてくれる生成系AI「ChatGPT」などが、世界中で大きな注目を集めています。ChatGPTは驚くほど自然にテキストでの受け答えができ、今や入力した指示に従って自由自在に画像を生成してくれるなど、様々な用途が広がっています。
ChatGPTのような技術の登場はとても便利ですが、「自分の仕事が奪われる」「人間の創造性が失われる」など、不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。これから先に待っている世界では、労働、医療、教育、娯楽の風景がAIによって一変するかもしれません。
いったい生成系AIはどのようなしくみで動き、なぜ最近になって急速に発展したのでしょうか? 果たして、AIは本当に人間の知能に近づきつつあるのでしょうか? そして、この先の私たちはどのようにAIと向き合えば良いのでしょうか?
今回のサイエンス・カフェ札幌では、AI研究者の川村秀慶さん(北海道大学大学院情報科学研究院教授)をお招きし、ChatGPTを含むAIの成長の歴史と現状を振り返りながら、AIと共にある社会についてお話してもらいます。
これまで人類は、電気、自動車、インターネットといった、人間社会の転換期を及ぼすほどインパクトの大きな技術の登場を迎えてきました。
「ChatGPTのような生成系AIは、ある意味で転換点を超えたのではないか−。」
「知能とは何か」をモチベーションに研究を続けている川村さんは今、そう語ります。
このAI転換期に、川村さん、ChatGPTと共に、これからの世界について考えてみませんか?
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※申込受付は締め切らせていただきました。多数のご応募ありがとうございました!
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- 日 時:2023年12月3日(日)
- 会 場:紀伊國屋書店 札幌本店1F インナーガーデン
- ゲスト:川村 秀憲(かわむら・ひでのり)
北海道大学大学院 情報科学研究院 教授 - 聞き手:大内田 美沙紀(おおうちだ・みさき)
北海道大学CoSTEP 特任助教 - 定 員:40名 ※事前申込制(抽選)
- 主 催:北海道大学 CoSTEP