僕のロケット開発も節目だった10年前のこと
永田 晴紀
北海道大学大学院工学研究院教授
2015.3.18
2005年7月にCoSTEPが誕生し、今年は10期生を迎え入れるとのことで、真におめでとうございます。自分自身のこの10年を重ね合わせて感慨深く感じています。
CoSTEPに初めてご縁を頂いたのは、Podcast配信番組「かがく探検隊コーステップ」の第21回に出演させて頂いた2006年3月でしたので、1期生の方々に取材、編集を頂いたことになります。
当時は僕にとっても節目となる時期でした。2004年からCAMUI型ハイブリッドロケットの研究開発で植松電機との連携が始まり、同年秋に研究拠点を赤平市の植松電機に移転。大型化開発が本格化し始めた時期に取材を頂いたと記憶しています。2006年5月には紀伊國屋書店ロビーを会場とした第8回サイエンスカフェで、「北海道のCAMUIロケット」というタイトルで講演をさせて頂きました。
10期目を迎えるCoSTEPの最大の成果は、今まで生き残ってきたことだと思います。特に、2009年度末の文部科学省委託事業終了後も北海道大学独自の事業として存続したことは大きいです。今後も、北海道大学、更には社会に必要とされるCoSTEPとして発展を続けることを祈念致します。