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第150回 サイエンス・カフェ札幌「みつける研究、まもる研究 ― 結核の原因菌を見分け、新しいワクチン開発に挑む ―」を開催します

SOON
2026
11/28

結核は、もう昔の病気だと思っていませんか? 日本では2025年に1,400人以上が結核で亡くなり、世界では2024年に約1,070万人が発病したと推計されています。結核は、なぜ今もなくならないのでしょうか。

実は、結核の原因となる菌は一種類ではありません。人の結核の主な原因となる結核菌のほか、牛型結核菌など、よく似た菌がいくつもあり、人と動物の両方に感染するものもいます。菌の種類によっては効く薬が異なり、例えば一般的な結核の治療に使う薬の一つは、牛型結核菌には通常効きません。ところが、ふだん行われる検査では、結核菌の仲間だとわかっても、どの種類かまでは区別できない場合があります。そこで、菌の違いを安く、簡単に見分ける検査法の研究が進められています。

一方、子どもの頃に受けるBCGワクチンは、子どもの重い結核を防ぐ大切な役割を果たしていますが、大人の肺結核に対する予防効果には限界があります。また、結核菌に感染してもすぐには発病せず、長い年月を経て、免疫の働きが弱まったときなどに発病する場合もあります。大人の結核を防ぐため、BCGで得た免疫を後から強めることを目指す、新しいワクチンの研究が進められています。

今回は、北海道大学総合イノベーション創発機構ワクチン研究開発拠点(IVReD)から、人と動物に関わる結核の実態を調べ、原因菌を見分ける検査法を研究する鈴木定彦さんと、新しい結核ワクチンの開発に取り組む松尾和浩さんをお迎えします。40年来の研究仲間であるお二人とともに、結核を「みつける」研究と、結核から「まもる」研究を通して、結核のいまとこれからを考えます。

【タイトル】
みつける研究、まもる研究 ― 結核の原因菌を見分け、新しいワクチン開発に挑む ―
【日時】
2026年11月28日(土)14:00~15:30(開場:13:30)
【場所】
紀伊國屋書店札幌本店 1F インナーガーデン
(北海道札幌市中央区北5条西5-7 sapporo55 1F)
【ゲスト】
鈴木 定彦(すずき・やすひこ)さん/北海道大学ワクチン研究開発拠点 IVReD 特任教授
松尾 和浩(まつお・かずひろ)さん/北海道大学ワクチン研究開発拠点 IVReD 特任教授
【聞き手】
古澤 正三(ふるさわ・しょうぞう)/北海道大学CoSTEP特任講師
【参加】
事前申し込み不要、参加無料
【人数】
50名程度
【共催】
北海道大学CoSTEP/ 総合イノベーション創発機構 ワクチン研究開発拠点(IVReD)
※このイベントは、「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」の一環として開催します。
ゲスト:鈴木定彦さん(北海道大学ワクチン研究開発拠点 IVReD 特任教授)
鈴木定彦さん
1957年10月、静岡県生まれ。現在69歳。修士課程まで植物を研究。1983年より結核研究を開始して現在に至る。2021年秩父宮妃記念結核予防国際協力功労賞受賞、2022年にタイ・マイドン大学名誉博士号、2025年にタイ・タマサート大学名誉博士号を受称。
ゲスト:松尾和浩さん(北海道大学ワクチン研究開発拠点 IVReD 特任教授)
松尾和浩さん
1957年12月、岡山県生まれ。現在68歳。修士課程終了後、長く企業でバイオ関係の仕事に携わり、約40年間、一貫してエイズや結核といった病原体に対するワクチン研究に従事。2023年より現職で、成人結核を制御するための新しいワクチンの研究開発を推進。
更新日2026.10.30