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「安全」「安心」「信頼」を徹底討論! −サイエンスコミュニケーション論演習第五回が開催されました

2011.2.1

サイエンスコミュニケーションについて深く議論し、サイエンスコミュニケーションのあり方まで批判的に突っ込んで話し合う演習、それがサイエンスコミュニケーション論演習です。受講生の中の有志が集まり、徹底的に討論し続けるというコンセプトで、現在まで五回開催されました。

1月29日に行われた演習では、岡本崇さん(CoSTEP選科生)が、「安全」「安心」「信頼」をキーワードに話題提供をしてくれました。

議論中のみなさん。右端が岡本崇さん

「安心」と「安全」の関係は?「安全」と「信頼」の関係は?「安心」を求める人に「安全」のデータはどれくらい有用か?といった、科学技術コミュニケーションにおいて非常に重要な話題を、「食」の場合、「医療」の場合、といった違いから見ていく問題提起に、受講生がそれぞれの論点からディスカッショ ンを行います。

やや抽象度の高い話から入ったため、最初はどこから切り込むか戸惑いながらの話し合いから出発しましたが、「具体的にイベントを行う際の自分の立場を想定してみる」ことで議論は一気に具体的に。自分が大学の研究者だとしたら?企業の立場だったら?組織的後ろ盾のない一般市民だったら?立場によって、語り口が全く異なることになることに気づきます。さらに、どこで活動するのか。札幌なのか、函館なのか、東京なのか、そういった地域差もかなり関係するのではないかという論点もでました。

 

当日は、大阪大学の岩崎拓哉さん(大阪大学 大型教育研究プロジェクト支援室 特任講師・研究広報企画コーディネーター)も加わり、非常に活発で有意義な話し合いとなりました。

 岩崎拓哉さん

基本的に有志のみで行われるこの演習ですが、話はいつまでも尽きず、あっという間に3時間近くが流れていました。

当日は、遠隔地の受講生のために、インターネット中継も行われました。


遠隔地の方は、チャットで参戦!