2010年度CoSTEP音声・映像実習班の山口章江さんが、修了作品として映像「科学を伝えるって難しい!? 〜サイエンスカフェ奮闘記〜」(10:00)を制作しました。
2010年2月26日に行われた第56回サイエンスカフェ「知性が生まれるとき 〜粘菌の不思議に学ぶ〜」をテーマに、サイエンスカフェが実施されるまでの苦労を描いた作品となっています。
制作には、上田哲男先生(北海道大学 電子科学研究所 教授)のほか、北海道大学電子科学研究所 細胞機能素子研究分野の研究室のみなさまの協力をいただきました。
制作した山口章江さんからのメッセージを紹介します。
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サイエンスカフェで粘菌をテーマにすることになった私たち。単細胞でも環境に合わせて適切に行動する粘菌の面白さ、不思議さを市民に興味を持ってもらいたいと考えていました。しかし、上田先生からいただいた資料は「自己組織化」など市民には難しそうな内容ばかり…。はたしてこの内容で楽しいサイエンスカフェができるのでしょうか?
科学コミュニケーターと科学者との間に生じた軋轢、葛藤、そして乗り越えていく奮闘・努力をサイエンスカフェまでの過程をドキュメンタリー作品としました。市民と研究者をつなぐこととは?科学をわかりやすく伝えることとは?そんな事を考えながら見てほしいです。
(2010年度 本科生 山口章江)
取材協力:北海道大学電子科学研究所 細胞機能素子研究分野