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コミュニケーションする !?

2010.6.30

カテゴリー:チラシ・ポスター
イベント:サイエンス・カフェ札幌
制作者:藤井暢之(2010年度本科)
制作年:2010年6月


イベント概要 第52回サイエンス・カフェ札幌 コミュニケーションする脳 !? 〜脳をカオスで語る〜

ゲスト:津田 一郎さん(北大電子科学研究所 教授/複雑系数理科学)

開催日時:2010年7月24日(土)16:30〜18:00

みなさんは「脳とカオス」というキーワードから何を思い浮かべますか?言葉通り、混沌としたイメージでしょうか?それとも、複雑に絡み合って難しそうなイメージでしょうか?僕は今回のサイエンスカフェのキーワードである「脳」「カオス」そして「コミュニケーション」から、「森」をイメージしました。 カフェのデザインの中にある一本の木、それは一つの脳であると同時に一つの森です。森の中には様々な生き物がいて、互いに複雑なやり取りを交わしています。しかし、それらの生き物が一つの「森」という生命体を形作っているのです。脳も同じです。神経細胞どうしが複雑なネットワークを作り、お互いに信号をやり取りし合っています。総じて見るとそれは一つの脳でもあります。

また、色で塗り分けた葉の塊は、一つ一つが異なるはたらきを持つとされている部分です。それらに枝という血管が酸素や栄養分を渡し、太い幹である延髄は、大地という体へ信号を伝えます。 鳥たちは木々のコミュニケーションを仲立ちしてくれます。時には木の中で羽を休め、時には他の木へ遊びに行き、また戻ってきます。 今回、サイエンスカフェのデザインを担当するにあたり、いろいろな障壁がありました。難航するサイエンスカフェのミーティング、なかなか決まらないテーマ、そして、絵が描けない。描きたい物は何となくイメージがつくのに、それを描いてみてもしっくりこないのです。最終的に、自分の手で描いた線は鳥だけでした。

しかし、今回初めて「デザイン」を教えていただき、表現することの難しさを学びました。一朝一夕じゃ身に付かない、日々感性を磨く中で身に付く物だと感じました。今回のデザインは、今の自分にとっては予想以上にハードルの高い課題で、超えることができませんでしたが、もう一度チャレンジしてみたいです。そして、今度は本当に「自分で作った作品」を手に取りたいです。

レポート:藤井暢之(2010年本科・北大農学院修士課程1年)