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札幌市青少年科学館にてサイエンスワークショップ「光る細胞カプセルをつくろう!」を開催しました

2017.1.24

2017年1月14日(土)、札幌市青少年科学館の冬の特別展「小さな世界をみてみたい ~ワクワク、ドキドキ、ミクロの世界~」に、CoSTEPはサイエンスワークショップ「光る細胞カプセルをつくろう!」を出展しました。CoSTEP12期生の上林菜月さん、日下葵さん、中村佳代さん、手島駿さん、道藤俊さんがワークショップスタッフとして参加しました。

本ワークショップは札幌デザインウィークで実施した「チ・カ・ホ農学校 ~細胞工作研究所でつくって、まなぼう!~」と「チ・カ・ホ農学校2 ~細胞の中はどんな世界?つくって、みよう!~」がベースになっています。両イベントではガチャポンで細胞の模型(以下、細胞カプセル)を作ったり、細胞に関するクイズに答えたり、最新のVRコンテンツで細胞の中身に迫ったりと、細胞を身近に感じながら学習していく形式でしたが、今回のワークショップではとりわけ人気の高かった細胞カプセルに的を絞りました。

(完成した細胞カプセルとワークショップのチラシ)

チ・カ・ホのイベントはたくさんの子どもたちで賑わい、集客に苦労することはありませんでした。会場の違いが集客にどの程度影響するのか心配していましたが、蓋を開けてみたら事前配布の整理券(40人分)は全てなくなる結果となり、会場は細胞カプセル目当ての親子連れでいっぱいになりました。

(細胞内小器官を図で示しながら説明するスタッフ)

(子どもたちと一緒に作りながら、細胞カプセルのレクチャーを行うスタッフ)

いつものチ・カ・ホとは違い、サイエンスに高い関心を持っている子どもたちが相手だけに、スタッフは張り切って直前まで準備をしていました。そのせいか、子どもたちの反応は上々。親御さんからも、たくさんの感謝の言葉をいただきました。また、整理券がもらえなかった親御さんからは、次の開催はいつなのかとよく聞かれました。

(ボンドを使って、ミトコンドリアを模したパーツを熱心に貼り付ける子ども)

スタッフの中で、特に輝いていたのは手島さんです。手島さんは北海道大学の大学院生でありながら、青少年科学館の科学技術コミュニケーターとしても活躍しています。つまり、青少年科学館はホームグラウンド。地の利を得た手島さんはスクリーンを使いながら、CoSTEPのこと、細胞のことを丁寧に解説してくれました。

(大きな身振り手振りを交えて、解説する手島さん)

(細胞カプセル完成!)

(親子で笑顔になれる細胞カプセル)

手島さんはいいます。

「細胞カプセルを作る時の子どもたちの熱心さと、できあがった時の目の輝きを見ると、細胞カプセルの設計の素晴らしさをあらためて感じます。次の機会があったら、ぜひやってみたいですね。」

次回の予定は何も決まっていませんが、細胞カプセルをもっともっと大きく育てることができたら、素晴らしいことですね!


(札幌市青少年科学館の職員さんと記念撮影。お世話になりました!)