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記憶の部屋1「怪物の部屋」

2018.2.27

自宅。3部屋が書庫になっているが、書斎はもちろん、居間や玄関にも本棚が林立する。家中に中国関連の書籍や小物、落語・科学・特撮・宮﨑あおいのDVD、酒瓶などが壁にも床にも並んでいる。

圧巻は中国のマンガ「連環画」が壁一面に並ぶ書庫だ。1万冊にも及ぶ連環画の内容は様々。西遊記といった伝統的な物語だけでなく、第2次大戦中のゲリラの物語、鉄腕アトムの海賊版まである。そして書斎。ここにも乳房、女装、UFO等の怪しげな単語が並ぶ背表紙が、本棚から顔をのぞかせている。

部屋の主、武田雅哉の研究対象は、王道的な学問では注目されない、文化的周縁部の存在。武田はそれらを「怪物」と呼ぶ。

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怪物の部屋 ~札幌市内某所709号室~

武田雅哉(北海道大学大学院文学研究科・教授)
撮影日:    2017年8月28日・30日
パノラマ撮影:横谷恵二
肖像撮影:  中村健太
執 筆:      中谷操希・鈴木夢乃・福嶋篤(CoSTEPライティング・編集実習)
ウェブ制作: 岡碧幸・長谷川俊・何玉莹(CoSTEPメディアデザイン実習)
テキスト編集:川本思心(CoSTEP)
ウェブディレクション:村井貴(CoSTEP)
協 力:   北海道大学文学研究科研究推進室
総合アドバイザー:  早岡英介(CoSTEP)
コンセプト: 川本思心・村井貴(CoSTEP)
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