実践+発信

記憶の部屋

2018.2.27

崩れそうなほどに積み上げられた文献や書類、

使い慣れた器具、試行錯誤の末に得られた標本。

そして、研究とは一見無関係に見える品々。

その一つ一つが、研究者の思考の来歴、産物、残滓。

論文や著作には残らない、知識以前の混沌とした知の姿。

それが研究者の部屋。

研究者にとっては日常、しかし「部外者」にとっては非日常。

公私の狭間に存在する部屋は、いずれ失われる。

我々は、全天球カメラで全てをVR空間に閉じ込めた。

部屋の主と、その肖像たる品々を。

散在する品々を見つけ、繋いでいくことで、覗く世界。

ここは現代の驚異の部屋、そしてあなたの記憶に残す部屋。

 

Room 1. 怪物の部屋 ~市内某所709号室~

 


Room 2. 菌楽の部屋 ~農学部本館N209~

 

Room 3. 紐男の部屋 ~理学部5号館5-510~

 

Room 4. クラウドの部屋 ~地球環境科学研究棟B-304~

 


Room 5. 天からの部屋 ~理学部本館N123~

続く…

企画・制作: ライティング・編集実習/メディアデザイン実習
ロゴデザイン:岡田善敬