美馬のゆり氏による2021年度CoSTEP開講特別プログラム「科学をまちに出そう、未来のまちをつくろう ~デジタル時代の科学技術コミュニケーション~」を開催します。当日は、オンラインでの講演、および受講生向けにオンラインワークショップが開催されます。
2021年度のCoSTEPのテーマは「次の扉をきりひらく」です。今回の開講特別プログラムでは、CoSTEPという“扉”をノックしてくれた皆さんと共に、科学技術コミュニケーションの未来を自分ごととして考え、どう“きりひらく”のかを考える機会としたいと思います。
美馬さんはラーニングコモンズの設置やアクティブラーニングの実践を日本で先駆的に行い、まさに新しい学びの扉をきりひらいた方です。
前半の特別講義では、美馬さんが科学館や大学といった既存の仕組みを新しくデザインした経験、現在、函館で行っているボトムアップでまちづくりを考えていく実践、そして新しい時代においてデジタルリテラシーを活用しながら問題解決を実施していくデザイン思考まで、未来の科学技術コミュニケーションのヒントになるような話題提供をしてもらいます。
後半の受講生向けワークショップでは、近年社会に浸透しているデジタル技術が科学技術コミュニケーションをどう変えるか、を考えます。美馬さんが開発したワークシート/カードを使用しながら、手元で考え、オンラインでディスカッションしながら、未来の科学技術コミュニケーションのイメージを創ります。
さあ、CoSTEPで未来の科学技術コミュニケーションを、共にデザインしよう!
ご視聴ありがとうございました。
当日トラブルできれいにお届けできなかった山口機構長からの開会の挨拶を、期間限定(5月末まで)で公開します。
日 時:2021年5月15日(土) 13:00~14:15
*14:30~17:00まで受講生向けワークショップ
配 信:オンライン(後日、配信情報をこのページ公開いたします。)
講 師:美馬のゆり氏(公立はこだて未来大学・教授)
参加費:無料・事前申し込み不要
美馬のゆりさん(公立はこだて未来大学・教授)
専門は学習科学(認知科学、教育工学、情報工学)、科学コミュニケーション。博士(学術)。電気通信大学(計算機科学)、ハーバード大学大学院(教育学)、東京大学大学院(認知心理学)で学ぶ。公立はこだて未来大学および日本科学未来館の設立計画策定に携わる。科学館設立後は副館長(2003-2006)を務める。任期終了後、函館に戻り2008年に科学コミュニケーション促進と科学リテラシー向上のためのボランタリー組織「サイエンス・サポート函館」を立ち上げる。この活動で、平成26年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞。NHK 経営委員(2013-2016)のほか、中央教育審議会委員、科学技術・学術審議会委員などを歴任。2021年3月には日本教育工学会の副会長に就任。気候・食・文化の豊かな函館の大ファン。