イベント

SIAFラボIEIE Reflected: Phase 4 / Virtual Groundを開催します

FIN
2024
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《Island Eye Island Ear》(IEIE)は、1974年にデーヴィッド・チュードア、中谷芙二子、ジャクリーン・モニエらがE.A.T.のサポートのもとで構想し、長期にわたって取り組んだものの実現には至らなかった、孤島を丸ごと楽器化するという壮大なスケールのコンサート計画です。S.I.D.E. では、2022年から続けてきたIEIEの実現に向けた取り組みの成果として、2023年11月に江差町・鴎島で実施したテストラン(予行演習)の記録を構成しなおしたVR作品を、北海道大学工学院のVRシアターにて限定公開します。また同じ取り組みの副産物として、IEIE実現のために奔走した北海道の先々で出会った人々が登場するグランドホテル形式の特別シンポジウムを開催します。

実は英語圏において「ヴァーチャル・リアリティ」という言葉がはじめて登場するのは、チュードアのパートナーだった詩人が彼に勧められて手がけた演劇論の英訳の中です。そして実現が叶わなかったIEIEの構想を別の形で展開する一連の作品群に関連して、チュードアはこの言葉に強いこだわりを見せていました。こうした歴史を回想しながら、鴎島のテストランをVRとして追体験可能にすることで、半世紀という時を超えたIEIEの「実現/記録/再生」を、構想の中核に置かれた「ヴァーチャル」や「リフレクション」などのテーマと絡めて問い直し、二年に及んだ取り組みの落とし所を仮構します。

VR exhibition:Virtual IEIE(去年鴎島で)

会期:2024年2月17日 (土)、18日(日) 各日 10:00〜17:00
会場:北海道大学 工学研究院 VRシアター (札幌市北区北13条西8丁目 google map)
料金:入場無料

Symposium:Virtual Grand Hotel

日時:2024年2月17日 (土) 15:00~18:00
※運営上の都合により時間が変更になりました。ご了承ください。
会場:北海道大学オープンイノベーションハブ エンレイソウ
(札幌市北区北13条西8丁目 google map
料金:参加無料

※事前の応募は不要です。現地に直接お越しください。

札幌国際芸術祭(SIAF) ウェブサイト


企画
S.I.D.E.(SIAFラボ/北海道大学 CoSTEP)
Side Effects 2022-2024 プロジェクトメンバー
中井悠、明貫紘子、仲本拡史、小町谷圭、石田勝也、船戸大輔、平川紀道、久保田晃弘、日下貴詞、田中洋輔、渡辺洋

主催
札幌国際芸術祭実行委員会、札幌市、北海道大学 CoSTEP

協力
北海道大学大学院 工学研究院 資源マネージメント研究室、江差町、江差いにしえ資源研究会、江差追分会、皐月蔵チャミセ、北海道江差観光みらい機構、松村隆、KAZUMI

助成
令和5年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業、公益財団法人ポーラ美術振興財団

お問い合わせ
札幌国際芸術祭実行委員会事務局
札幌市中央区北1条西2丁目 札幌時計台ビル10階
TEL 011-211-2314 Email siaflab@siaf.jp

更新日2024.1.31