北海道の冬といえば、雪化粧をした木々とふかふかの雪景色。見慣れた光景ですが、雪の結晶を改めてじっくり観察したことはありますか?六角形の結晶をイメージするかもしれませんが、そのような形に見えるのはある条件のときだけで、実際は温度や湿度によって様々な形をしています。北海道の雪が「さらさら」な理由も、雪の結晶構造に関係しています。
今回のサイエンス・カフェ札幌では、雲や雷のしくみをスーパーコンピューターを使って研究する佐藤陽祐さんに、雪の成り立ちやその成長過程、そして温暖化による将来の北海道の雪についてお話してもらいます。佐藤さんは元々物理学出身の基礎研究者です。雲、雷、そして雪の研究を例に、基礎科学の魅力と発展性についても語ってもらいます。
本イベントでは、参加するみなさんに事前にマクロレンズをお渡しし(先着30名まで)、可能な方には予め降雪粒子の撮影をしてきてもらいます。身近な雪を改めて観察することで見えてくる一粒一粒の個性と美しさ。それらを会場で共有しながら、佐藤さんのなまらためになる雪の話を聞きましょう。日常では気づけなかった雪の奥深い世界に触れ、未来の雪について考えてみませんか?
日時:2025年2月10日(月) 18:30~20:00 (開場18:00)
場所:札幌市民交流プラザ2F(SCARTSモールC区分)
ゲスト:佐藤 陽祐さん(北海道大学理学研究院准教授)
聞き手:大内田 美沙紀(北海道大学CoSTEP特任助教)
対象:高校生
参加:無料、事前申込制(先着30人)
主催:北海道大学 CoSTEP
ゲスト: 佐藤 陽祐さん
気象学を専門とする研究者、博士(理学)。北海道大学理学研究院准教授。雲や雷をコンピューター上で研究する。1983年岐阜県美濃市生まれ。子供の頃は雲や研究とは無縁の外遊びばかりしている少年だったが、大学時代に物理学を学び、原子や素粒子を扱っているうちに物が物に見えなくなり物理の知識を活かして気象の研究を始め、今に至る。趣味はスポーツ観戦とバスケ、テニスをやること。北海道在住ながらウィンタースポーツは全くできません。
※定員に達し次第申し込みは締め切らせていただきます