科学ジャーナリストからのお願い
八田 浩輔
毎日新聞科学環境部記者
2015.3.18
10周年おめでとうございます。2012年度の修了式に合わせたシンポジウム「社会の中のiPS細胞」でパネリストに呼んで頂きました。打ち上げの席でコーディネーターの石村さん始め、スタッフの方々が組織運営について熱く語る姿がとても印象的で、私の学生時代にもこうした環境があればと受講生の皆さんを大変羨ましく感じました。
その境界は往来可能ですが、科学・技術コミュニケーターと、批判的精神を是とするジャーナリストの役割は異なるものだと私は思っています。そこで勝手なお願いをすると、CoSTEPに携わる皆さんには、ぜひ厳しい目で科学メディアを監視する役割も担ってもらえないでしょうか。「マスコミ」と括ることなく、良い報道には賛辞を、そうではない報道には建設的な批判をお待ちしています。