この度、CoSTEP創立10周年をお迎えになられたことを心よりお祝い申し上げます。

CoSTEPの創立の当時、私は農業生物系の研究所でコミュニケーション活動のお手伝いをさせて頂いておりました。当時、多くの関係者が科学コミュニケーション活動の必要性を熱く語るものの、「何を」、「どう実践するのか」という問いに対する答えは、明確にならず与えられた仕事をとにかくこなしていたことを覚えています。

あれから10年、CoSTEPのみなさまのご努力を通して、「何を」そうして「どう実践するのか」という問いに対する答えが見えてきたように思います。また、日本において科学コミュニケーション活動が定着をしてきました。

これからの10年、これまでの活動が社会に何をもたらしたのか、という大局に立った問題についても、道付けを示していただけることを期待致します。ますますのご活躍を楽しみにしています。