1. 立ち上げる18. 御用コミュニケーター養成講座?
同じころ、ネット上のブログに、こんな論が登場した。ⅺ「政府のお金で養成される科学技術コミュニケーターなんて、御用ジャーナリストじゃないのか。」
科学技術ジャーナリスト会議でのディスカッションの中でも、政府からお金をもらってジャーナリストを養成することの「気持ち悪さ」、といった趣旨の発言があったように記憶しているⅻ。
「科学技術コミュニケーターは科学技術ジャーナリストとは違う。そしてCoSTEPが目指すのは科学技術コミュニケーターのほうだ。」この種の論法で先の批判を免れることはできないだろう。科学技術コミュニケーターの活躍を通して、自分たちの考えが社会に受容されることを願っている、「権力」をもつ人たちが現実にいるだろうからだ。
とはいえ、政府からお金をもらったら、すべて「御用○○」になるというのは、ちょっと乱暴ではなかろうか。政府からのお金で教育を受け、革命家に育った人たちだって、たくさんいるのだから。
ここはやはり、具体的にどのような教育が行なわれ、そこを巣立った人たちがどのような活動を繰り広げているか、そうした「実績」に対して批判を頂いてこそ、生産的な議論につながると思う。
ⅺ たとえば、http://blackshadow.seesaa.net/article/9750754.html や、http://blog.livedoor.jp/yahata127/archives/50260426.html※※※リンク切れです。削除して良いでしょうか?など。
ⅻ 講演をお願いしたある方から、「文部科学省からお金をもらっているような所では、話しません」と断わられたこともある。