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非営利活動における広報マーケティングシティプロモーション方法と評価を素材に

2010.6.19

CoSTEP講義は、モジュール3『情報の分析と行動のための計画手法』として、実践に必要な諸情報を収集・分析・評価の手法を学ぶステップに入りました。

6月19日には、「非営利活動における広報・マーケティング−シティプロモーションと方法と評価を素材に−」と題し、東海大学文学部広報メディア学科教授・河井孝仁氏の講義が行われました。

河井先生は、地域の持続的な発展と、地域の魅力の効果的な発信について「シティプロモーション」という観点から説明します。「マーケティング」の発想から、地域振興に必要な戦略・体制の確立について、理論的な背景を元に、具体的な行動指針を与えるような講義が行われました。

和歌山県北山村の「村ぶろ」の試みが、特に説得力のある成功事例として紹介されました。人口525人の村が、特産品である果物「じゃばら」を軸に、どう地域を活性化していくのか。先生の講義は、「じゃばら」という地域産品のブランド化が、単なる特産品のプロモーションにとどまらず、それを起爆剤として「北山村」の地域イメージの向上へと連鎖が起こり、さらにそれが住民の地域社会への参画意識の向上を導いていくという、非常にダイナミックな「地域振興」のケース・スタディを提示するものでした。

講義終了後も、受講生は熱心に河井先生に質問を投げかけ、非常に熱い講義となりました。