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モジュール2-3「伝えるプレゼンテーション」(7/9)古澤正三先生 講義レポート

2022.9.13

本科SD実習 鈴木暁音

CoSTEPの古澤正三先生に、プレゼンテーションの基本的な考え方、相手に伝えるための技術についての講義をしていただきました。

・あなたはプレゼン、得意ですか?

講義の最初に先生から出された質問は、「あなたはプレゼン好きですか?得意ですか?」というものでした。受講生数人から手が挙がりましたが、かなり少ない様子でした。ここで古澤先生が伝えたかったことは、「プレゼンがうまい」という自意識を持てば、自然とプレゼンをする経験が増え、上手くいくことも増えるという好循環があるということです。だからぜひプレゼンテーションをする機会を増やし、慣れていってほしいというメッセージから講義が始まりました。

・良いプレゼンテーションとは?

そもそもプレゼンテーションの語源は「プレゼント」。伝える相手に対して想像力を働かせて、どんなふうに受け取ってくれるか、影響を受けるのか考えてプレゼンを行うことが大事だと説明されました。

今まで聞いてきた中で「良いプレゼン」、「悪いプレゼン」だと思うものについて周りの人たちとディスカッションを行いました。良いプレゼンは、伝えたいことがわかるもの、聞く人を聞く気にさせるもの、聞く人の世界を広げるもの、という意見が出ました。

プレゼンテーションの特徴は、「時間」と「場所」が限定されていることです。その中で、「誰に、どうなってほしいのか」を考え、それを実現できるのが良いプレゼンテーションだと考えられました。では、どうすれば良いプレゼンテーションを行えるのか、その技術について講義していただきました。

「良いプレゼン」、「悪いプレゼン」についてディスカッション結果を共有中
・メインメッセージを伝える

 「誰に、どうなってほしいのか」を考えた後、プレゼンテーションの内容を決めようとしても、伝えたいことが多すぎてまとまらないことがよくあります。まずは、聞き手に想像力を働かせながら欠かせない内容やメッセ―ジを考え、「メインメッセージ」を決めることが重要です。

 メインメッセージを決めた後は、これが伝わりやすいようなストーリーを作ります。伝える相手を想像しながら、効果的な話の順序を考えます。このときの例としてクラスター構造、順序構造、階層構造の3つを教えていただきました。これらの例を参考にして適した話の構成を考えます。

・伝えるためには

 スライドを通した視覚的な情報を使うことで、よりメインメッセージを伝えやすくすることができます。聴き手の理解を助け、説得力が増すようなスライドを作るために必要なこととして、文章や図を揃えること、情報をグループ化すること、表や図、グラフを活用することが挙げられました。また、色を乱用しないことも、強調したいことをわかりやすく伝えるために大事です。

 次にプレゼンテーションに重要なことは「魅せ方」です。話し方、身振り手振りによって、内容の伝わりやすさが変わってきます。

ここで、古澤先生はおもむろにザリガニの帽子を被りました。もし、ザリガニと全く関係のない、真面目な話をしているときにこの帽子を被っていたら、聴き手は気になって話が入ってきません。プレゼンテーションの内容と合った魅せ方が大事だということです。

 プレゼンテーションには、聴き手を巻き込んで飽きさせない工夫や、メリハリをつけた話し方が必要です。自分に合った魅せ方を身につけるために、積極的にプレゼンテーションを見て良いと思うものをまねしていく、というアドバイスもありました。

ザリガニの帽子を被った古澤先生
・「伝える相手」への想像力

 講義の最初で、良いプレゼンテーションを行うためには伝える相手に想像力を働かせることが大事だと古澤先生はおっしゃっていました。伝える相手の年齢や職業や聴くモチベーションなど、伝える相手の状況を知ることで想像力を働かせやすくなります。そして相手の考えや感情の変化を考えてプレゼンテーションを行うことで、相手に何らかの影響を与えることができます。

 今回は、「伝えるプレゼンテーション」の講義を行っていただきました。プレゼンテーションは、聴き手に自分が届けたいメッセージを伝え、何らかの影響を与えるために行います。そのためには伝える相手を想像しながら、今回教えていただいた技術を使っていくことが大事だということでした。

さいごに

これまでプレゼンテーションを行うことは何度もありましたが、目指す方向が分からないまま実践していました。講義を受けたことで、今後作る際の軸ができたと思います。
講義の最初で、プレゼンテーションする機会を増やして慣れていくことが大事だというお話がありました。講義を聴いてやる気が出た勢いのまま、積極的に機会を作っていこうと思います。