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気づきの場はCoSTEPにあり!

2015.3.21

修士1年の4月、就職して北大を離れた学部時代の同期が多くいる中、私は「大学にいるうちに苦手なことを少しでもなくそう」という強い思いから大学院の授業をいろいろ探していました。そんな時、CoSTEPの先生方と運良く出会うことができたのです。CoSTEPが開講する大学院授業の説明を聞いて履修を決め、その流れで選科Bの履修もついでに(笑)

さて3日間のライティング集中演習が始まると、びっくりすることだらけでした。まずはお題として出された自分の記事が添削されて帰って来た時。自分の記事は添削されて真っ赤になっていたのです。これを見て「本当にライティングのスキルを上げられるのか」と私は不安いっぱいになりました。

でも、先生方にはライティングの講義や添削を繰り返ししていただき、周りのメンバーも真剣に考えながら原稿を直していました。そのような姿を見て「私ももっと頑張ろう!」と思い、必死に取り組みました。講義で教わったことや周りのメンバーのアドバイスを理解するたびに、文章が磨かれていくことが少しずつ感じられ、文章を書くことの面白さに気づき始めました。とくに周りのメンバーは社会人の方ばかりで、専門もバラバラ。そんな環境だからこそ、文章を書くときに多くの気づきが得られました。大学院生になると大体同じ学問領域を学んでいるメンバーで議論するので、さまざまなメンバーの間で文章について話せたことは本当に刺激的でした。

波乱の3日間を終え、選科の作品集を見直している今日。あらためて思うのは、「科学コミュニケーションで使うライティングのスキルは、センスによるものではない」ということです。ライティングに必須の視点は誰もが獲得できるものであり、その視点に気づかせてくれるのがCoSTEPの場なのです。

 そのような気づきの場が欲しい方、CoSTEPをフル活用することをお勧めします!

川田恭平

北海道大学大学院農学院 修士課程1年