CoSTEP開講特別プログラム「地つづきの果て」は、COVID-19の大流行を踏まえ、ライブのオンライン配信で実施することにします。
・ライブは終了しましたので、配信をとめました。ご視聴ありがとうございました。(2020.05.16追加)。
・本特別講義は、ライブ配信のみで、アーカイブの公開予定はありません。
日時: 2020年5月16日(土)13:30〜15:00(入場受付 13:00)
*石川直樹さんが関わった知床をテーマにした映画「SHARI」を12:00~13:00 の間に上映します。
観覧を希望される場合は、12時までに入場ください。
場所: 北海道大学 フロンティア棟 応用科学研究棟 2F レクチャーホール(鈴木章ホール)
講師: 石川直樹氏(写真家)(石川さんには当日東京からご講演いただきます。)
参加費:無料・事前申し込み不要
定員: 200名 本プログラムは2020年度CoSTEP開講式の一部である特別講義にあたりますが、どなたでも参加可能です。当日、オンラインでご参加ください。
備考: 当日、講演会場外にて石川直樹氏の写真集やエッセイ書籍をいくつか販売します。
石川直樹さん(写真家)
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。知床半島を撮影した写真集『知床半島』(北海道新聞社)や、写真を軸にしたアートプロジェクト『写真ゼロ番地知床』を斜里町で立ち上げるなど、北海道との関わりも深い。
石川直樹さんは、北極から南極までを人力で踏破し、世界最難関ともいわれる高峰K2をはじめとするヒマラヤの山々へ通う写真家です。石川さんの写真には、旅を続けてきた者にしか出会うことのできない風景と、極限の環境で暮らす人々の日常が、共に収められています。石川さんはこうした写真家としての活動と同時に、自らの移動と経験について文章でも発表しています。
北海道の知床半島では、写真を通じて地域の新たな側面を見出していくプロジェクト「写真ゼロ番地知床」を4年前に始動。石川さんともう一人のアーティストが共同で作品を発表する展覧会を毎年開催しながら、その表現の幅を広げています。地球規模の気候変動が指摘されている昨今、世界の果てを見てきた石川さんのレンズに、今の環境はどのように映っているのでしょうか。
石川さんの活動を通して、これからの世界をどのような視点で見つめ、どのような未来を想像し、伝えるかを考えることで、新たな科学技術コミュニケーションのあり方を探る第一歩が踏み出せるかもしれません。
今回の特別講演では、作品づくりに対する考え、北海道に対する思い、長年間近で見つめてきた地球の変化にについて、石川さんにお話しいただきます。さらに、2020年2月に知床で制作した映画「SHARI」を、講演前に上映します。言葉になる前のイメージで「地つづきの果て」をとらえてきた石川さんの話から、これからの世界について、一緒に考えていきましょう。
*今回のチラシでは、石川さんの写真の魅力をより身近で感じられるように、6種類のチラシをデザインしました。
当日来場者には、サプライズプレゼントをご用意しております。お楽しみに!