こちらのイベントはすでに定員に達しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
CoSTEPでは、ZOOMを用いたオンラインでの哲学対話カフェを開催します。今回はこれまで札幌で哲学対話カフェの活動を行なってきたDIALECTIQUE札幌の協力を得ての開催です。
【テーマ】監視社会と自由~見える安心、見られる不安~
【紹介文】日本では、外出の自粛や休校などを要請する独自の緊急事態宣言が、2020年4月7日に発令されました。それは、ロックダウンほどの強制力をもつものではなく、例えば、休業要請後も営業を続ける娯楽施設や、そこに集う人々の行為を制止するほどの法的な力をもつものではありませんでした。しかし、ある種の科学技術があれば、このような人々の行為を制することはできなくとも、そうした人々の動きを調べて、仮に私たちがコロナウイルス感染の疑いがある人たちと接触した場合に、そのことを教えてもらうことができるかもしれません。実際に、そのようなシステムはシンガポールですでに導入され、日本でも導入が検討されているところです。50億台を越えると言われる世界中のスマホにこのようなシステムが導入されれば、多くの人がこのシステムの恩恵にあずかることとなるでしょう。危険が自らに迫っていることが見えることによって得られる安心感は日常生活に安らぎをもたらしてくれるでしょうか。そうとは限らない、という意見があります。このことは同時に、いつでもどこでも見られているという不安感を煽り、結果として、個人の自由を奪いかねません。今回の哲学対話カフェでは、このような科学技術が可能にする監視社会と個人の自由の問題を取り上げます。オンラインでの開催となるので、全道・全国からの参加者の方々をお待ちしております。(原健一 北海道大学CoSTEP 博士研究員)
【日 時】2020年6月13日(土)13:00~15:00
【定 員】10名
【形 式】ZOOMを用いてのオンライン開催
【申 込】事前予約制、先着順、参加無料。以下のフォームよりお申込みください。
定員に達しました
*社会人・学生を問わず、さまざまな立場の方の参加を歓迎いたします。
【主 催】北海道大学CoSTEP
【協 力】DIALECTIQUE札幌
【デザイン協力】朴炫貞・池田貴子