キセキが光る –動く分子のミラクルパズル–
第59回サイエンス・カフェ札幌のご案内です。
【概要】
今回のカフェの主役は「分子」。もちろんただの分子ではなく「発光性メカノクロミズム」という特性をもつ分子のお話です。
ふつうの分子は決まった形で集まると、動くことはありません。動かそうと大きな力を加えてもなかなか動かない頑固者なのです。しかし北大で発見された金属の化合物は、こすったり、ひっかいたりといった小さな力でも分子の並び方が変わってしまうめずらしい特性を持っています。この分子の変わった特性が「発光性メカノクロミズム」。紫外線を当てながら見ると、力が加わった部分だけが光って見えます。分子からの「動いたよ」というメッセージがきれいな光の軌跡となって見える様子はまさに奇跡。今回のゲスト伊藤肇さん(北海道大学大学院工学研究院教授)の研究の中で発見されたこの分子の性質に、今世界中が注目しています。
カフェでは実際にこの分子を近くで見ることができ、まさに光のキセキを目の当たりにできます。きっと皆さん、最先端の研究、芸術的な分子のパズルの世界に引き込まれていくでしょう。お楽しみに。
日 時: 2011年10月1日(土)16:30〜18:00(開場16:00)
場 所:紀伊國屋書店札幌本店1 階インナーガーデン
(札幌市中央区北5 条西5丁目7番地sapporo55 ビル)
ゲスト:伊藤肇さん (北海道大学大学院工学研究院教授/有機工業化学)
定 員:100名
参加費:無料です。当日会場にお越しください。
主 催:北海道大学CoSTEP
伊藤肇さん(北海道大学大学院工学研究院教授)