3月21日,戸塚靖則さん(北海道大学大学院歯学研究科特任教授)をゲストにお迎えし「三省堂サイエンスカフェ in 札幌」が開催されます。今回はCoSTEP・日本学術会議北海道地区会議による共催イベントとなります。
皆さん,顎関節症をご存じですか?この病気は,食べものを咬んだり,話しをする時に,耳の前の関節に痛みを感じたり,音がしたり,あるいは口が開きにくくなったりする病気で,頸や顎の周りの筋肉のこり,頭痛,めまいなどを伴うこともあります。あらゆる年齢層に発症しますが,10歳代後半から20歳代の女性に発症例が多いようです。
原因はよく分かっていませんが,日常のストレスや噛み合わせの異常,食いしばりなどが関係すると考えられています。
真の原因が明らかでないことから,治療は対症療法が主体で,症状や病態に応じて,カウンセリングや薬物投与,筋の温湿布・マッサージ,スプリント療法などが行われます。これらの治療により大多数の患者では数ヶ月以内に症状の改善・消失がみられますが,中には外科的な処置が必要なこともあります。
戸塚さんのお相手はおなじみ滝沢麻理(CoSTEP博士研究員)がおつとめします。滝沢も実は顎関節症経験者。ラジオのパーソナリティー/イベント司会など「話しのプロ」としての経験談も交えながら,顎関節症の原因から治療法,予防法まで,分かりやすく解説してゆきます。どうぞお楽しみに!
- 日 時:2012年3月21日(水)18:00〜19:30
- 会 場:三省堂書店札幌店BOOKS&CAFE(UCC)
(札幌市中央区北五条西2-5 JRタワー札幌ステラプレイス5F) - 参加料:500円(ドリンク代を含む)
- ゲスト:戸塚靖則さん(北海道大学大学院歯学研究科特任教授)
- 聞き手:滝沢麻理(CoSTEP博士研究員)
- 主 催:三省堂書店
- 共 催:北海道大学CoSTEP・日本学術会議北海道地区会議
三省堂書店のウェブサイトで,先着順で申込みを受け付けています(定員30人まで)。