■ 開催情報 ■
第93回サイエンス・カフェ札幌
テーマ:石の中の銀河 ~太陽系の記憶は地球深部に眠る~
日 時:2017年2月19日(日)14:00~15:30(開場:13:30)
会 場:紀伊國屋書店札幌本店 1階 インナーガーデン(札幌市中央区北5条西5丁目7番地sapporo55ビル)
ゲスト:山本 順司さん(北海道大学 総合博物館・理学院 准教授)
聞き手:CoSTEP対話の場の創造実習 受講生
定 員:約80名(申込不要)
参加費:無料
主 催:北海道大学 高等教育推進機構 OEC
科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
*暖かい服装でお越しください。
*今回のサイエンス・カフェ札幌では、新しい試みとして学生ゲスト(高校生・中学生)を10名程度募集します。
第一線で活躍する科学者と間近でお話ができる席をご用意しました。
希望される方は、当日13時に会場までお越しください。
石からわかる宇宙のヒミツ。
あなたが目もくれなかった、そこの石ころ。もしかすると、地球の奥深くからやってきたのかもしれません…。
今回のゲストは北海道大学総合博物館・理学院の山本順司さん。「私たちはどうやって生まれ、そしてどこへ向かうのか?」この問いの答え、地球の過去・現在・未来を知るために、山本さんは様々な場所の石を集めます。マグマによって地表に運ばれたマントル起源の石を探して、道端から砂浜、岩壁から深海底まで。その構成や成分を化学的に分析することで、それらの石が地球内部のどの部分から来たのかを明らかにします。そこから、未だ人類が到達し得ない地球深部の様子や、太陽系の成り立ちまでも読み解くことができるそうです。
今回は、山本さん愛用の研究グッズやお話に関連する石も展示します。私たちが住む地球をもっと深く知る旅に出発しましょう。
■ ゲストプロフィール ■
山本 順司(やまもと じゅんじ) さん
北海道大学 総合博物館・理学院 准教授。博士(理学)。専門は地球化学。地球内部に潜む太陽系形成の謎を探るのが生き甲斐。特に全地球体積の8割以上を占めるマントルの動向が気にかかり、叶うなら地獄を覗いてみたいと願っている。趣味は地獄巡り(第3125代温泉名人表泉家)。2016年7月の北海道大学総合博物館リニューアル時には、中心人物として活躍した。現在、自身の研究にかかわる新しい展示室をこっそり製作中。