イベント

哲学カフェ「バザールクラブ間で 好きなお店の話をしましょう。」を開催します

SOON
2025
11/8

今回は、哲学者の朱喜哲さんをゲストに迎え、「お店の“場”」について考える哲学カフェを開催します。朱さんは、言語哲学やプラグマティズムの立場から、ことば・行動・社会的信頼・正義/公正といった〈日常/社会/技術〉の交わるところを探求してきた哲学者です。近年は、現代の倫理・法・社会的課題(ELSI)を哲学的に問い直す研究でも注目されています。

人が集まり、語り合い、すれ違う「バザール」と、安心して本音を語れる「クラブ」。これは哲学者リチャード・ローティの比喩ですが、朱さんは著書『バザールとクラブ』で、このイメージをもとに現代社会のつながり方を新たに描き出しています。雑誌『BRUTUS』の連載「バザールとクラブの哲学」でも、お店という身近な場所から社会の構造を見つめ直す鋭い視点を展開しています。

わたしたちは、どこで開かれ、どこで閉じているのか。普段使っているお店や、そこに生まれる小さなコミュニティを手がかりに、公共と私的、自由と安心のあいだにある〈居場所〉について語り合います。思いや考えをゆるやかに交わす時間になれば幸いです。

日時:2025年11月8日(土) 18:00~19:30
場所:SEESAW books
定員:20名
開催形式:対面(オンライン配信なし)
参加費:1000円
・peatixから事前予約してください。空きがあれば当日受付も行います。
・料金は受付にて現金でお支払いください

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ゲスト 朱喜哲さん

ちゅ・ひちょる/1985年大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい准教授。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。著書に『人類の会話のための哲学』『〈公正〉を乗りこなす』『バザールとクラブ』『100分de名著 ローティ「偶然性・アイロニー・連帯」』などがある。

司会進行:朴炫貞

更新日2025.10.31