実践+発信

自ら情報発信するためのスキルを獲得できた

2010.2.25

私たちの生活に深く関わる科学技術には、遺伝子組み換え技術や原子力エネルギーの利用など、社会問題化しているものが数多くあります。このような科学技術の持つ便益やリスクについて考え、自分なりの選択・行動をするための何かを生徒たちに伝えたい。そんな思いを持ちCoSTEPを受講しました。
講義では、遺伝子組み換えや原子力の問題だけでなく医療・環境など、様々な分野の科学技術に関するリスクコミュニケーションを学ぶことができました。また、単なる知識の習得だけでなく、実習・演習では、自分自身が科学に関する情報発信を行うために必要な、資料の集め方・読み解き方、取材の方法、文章の書き方、編集の方法など様々な実践的なスキルを得ることができました。これは、1年間学んできたことの中で一番大きな成果です。
成果を現場で活かすには、学んだことをもう少し消化する必要がありそうです。しかし、社会問題化している科学に関して教材を作るなどの、生徒たちへ情報発信をするための大きなヒントを得ることができたことは、自分にとって大きな進歩でした。

本科生修了 三浦久和
高校教員