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2022年度CoSTEP受講説明会修了生座談会が行われました

2022.3.24

北海道大学・科学技術コミュニケーター養成プログラム(CoSTEP・コーステップ)の受講説明会が3月23日(水)にZOOMウェビナーでのオンライン配信で開催されました。受講生座談会の様子とCoSTEP受講生座談会で行われた質疑についてまとめました。CoSTEP受講の参考にしてください。

CoSTEP受講生応募スケジュール

申込の受付期間       :2022年4月1日(金)~4月15日(金)正午
面接日時の発表(本科のみ) :4月19日(火)
面 接(本科のみ)     :4月22日(金)、23日(土)
合格者の発表(本科・選科) :4月27日(水)

授業の開始: 5月14日(土)

■受講申し込みは4月1日に応募フォームより応募してください(応募フォームは4月1日より公開します)。
■受講説明会の様子と質疑応答については、本ページをご覧ください。
■受講説明会の配布資料はダウンロードできます。

*募集に関するお問い合わせは、メールでCoSTEP事務室まで。
Email: costep_office【at】ml.hokudai.ac.jp までお寄せください  ※【at】を@(半角)に変えて下さい

受講生説明会および修了生座談会後の質疑応答

*当日の動画はこちらから視聴してください。

説明会質疑応答

Q. 選科A, Bの集中演習がオンライン開催になる可能性はあるのでしょうか?

A. 状況に応じて判断されます。受講生のいる都道府県にて緊急事態宣言もしくはまん延防止等重点措置等が出ており、かつ、都道府県をまたぐ移動が制限されている場合には、オンラインに切り替えます。その際は 1 か月前を目安に判断しお知らせしますが、直前でも上記の条件を満たせばオンライン形式に切り替えることがあります。

Q. 科学技術コミュニケーションの講座を開催する機関が様々ありますが、CoSTEPならではの特徴はありますか?

A. CoSTEPは受講生が多様という特徴があります。例えば意外性であったり、受講生それぞれが自分の研究を持っているということも挙げられます、また、修了できるようCoSTEPスタッフによって手厚いサポートがあることもポイントではないでしょうか。CoSTEPは科学技術コミュニケーションの捉え方が広いので、ご自身の科学技術コミュニケーションを見つけていって欲しいと思います

Q. 選科Aを希望しております。イベントの実施ということですが、実習の期間について確認させてください。

A.  実習は3日間で、3日目にイベントを行います。

Q. 選考について、また、倍率についても教えてください。

A. 選考については、本科は書類と面接、選科は書類のみで行われます。倍率に関してはは残念ながら、お答えできません。

Q. 学生と社会人どちらが多いですか?

A. どちらの方が多いかというのは年度によって異なりますが、だいたい半々です。
本科は学生が少々多めで、選科は社会人の方が多いということがあります。

Q. 選科の集中演習は、途中辞退または変更は可能でしょうか?

A. 基本的に途中で辞退できないですが、やむを得ない用件などは加味されます。しかしながら修了要件を満たさない場合もありますので注意が必要です。また選科の変更はできません。

Q. 選科Bを希望しておりますが、集中演習の内容はどのようなものですか?

A. 選科Bの集中演習では、サイエンスライティングの基礎的な知識を身につけること、サイエンスコミュニケーターとしてどのように仕事を作っていくのかの二つを学びます。

Q. 若い方が多いようですが、今まで最高齢の年齢層はどのくらいでしたか。熱意と意欲と、協調性で乗り切っていけるでしょうか?

A. ご質問ありがとうございます。今までの最高齢は63-67歳くらいですのでまったく問題ありません! 年齢に限らず一緒に学べる場をCoSTEPは大事にしております。私たちスタッフも経験豊かな方と学べることを大変ありがたくおもっていますのでぜひ受講をご検討ください。

Q. 本科の講義はリアルタイムだと思われますが、選科の講義はリアルタイムでの出席は必要ですか?

A. リアルタイムの出席は必要ありません。

Q. 演習に参加できなかった場合、また次回受けなおすことは可能でしょうか?

A. 選科の集中演習に出席できなかった場合に、次年度受講することができるかどうか、というご質問ですね。次年度、また新たに応募し直していただく必要がありますので、もし今年度合格されましたらそのチャンスをなるべく活かしていただくのをおすすめします。

Q. 集中演習三日間のスケジュールは決まっていますか?開始時間・終了時間は決まっていますか?

A. 集中演習Aは7/16 ~ 18 の 3 日間、集中演習Bは10/8 ~ 10/10 の 3 日間です。朝9時頃から開始です。最終日はAとBで少しスケジュールが変わりますが、だいたい夕方前ぐらいまでかかります。この日程以外にも事前学習のための時間や必要に応じてグループ内での打ち合わせがあります。
遠方からお越しの方は、例年、前日入りする方がほとんどです。最終日は、行先便によりますがその日のうちに帰られる方もいらっしゃいます。

Q. 今の時点で毎週必ず行けるか分からないのですが、本科の講義を欠席して、後日オンデマンドで受けるということもできますか?

A. 本科の講義を欠席しても後日、オンデマンド配信されますので、そちらを視聴ください。ただし、講義は土曜日の午後にあり、そして、午前中には本科の実習の活動があります。実習活動に関してはチーム活動なので、できるだけ対面で参加していただきたいと考えています。なので、講義もそのまま対面で受けてもらえるとよいと思います。

Q. 「科学コミュニケーター」とは資格の一種とみなしてよろしいのでしょうか。また「科学コミュニケーター」は北海道大学以外でも通用しますか。

A. 国家資格や各種団体が発行している検定のようなものか、という意味でいえば、資格ではありません。とはいえ修了のあかつきには北海道大学が発行する修了証が授与されますので、受講を証明するものは得られます。
ただ、修了生の中には、「科学コミュニケーター」と名乗っている方もいますし、それを妨げるものではまったくありません。CoSTEP修了生は1100名ほどいますので、科学コミュニケーションや、大学・研究機関の広報の世界をのぞくと、CoSTEP修了生に出会えます。科学コミュニケーターが北海道大学以外でも通用するかですが、まだ知られていない単語ではあります。ぜひつかってその名を広めてください。

Q. 本科ライティング・編集実習の「研究者インタビュー」についてですが研究者を選ぶ方法はグループ内で話し合って1人選ぶのでしょうか?それとも各自1人の研究者を選ぶスタイルでしょうか。

A. 今のところ、研究者インタビューは二回おこなう予定です。その各回で、各自が一人の研究者を選んで取材に行く予定です。

Q. 講師陣は毎回変わるのでしょうか?

A.  講義は27回毎回別の方が、別のお話をします。CoSTEPスタッフは変わりませんが、外部講師は毎年かわります。

Q. 「科学はどちらかと言えば苦手。でも興味はある。」というレベルでも意欲や熱意があれば受講可能でしょうか?

A.  はい、問題ありません。過去にも文系の学生さんも受講していましたし、社会人の方で特に科学技術とは直接関係ないお仕事の方もいらっしゃいました。個別の科学分野の講義といったものはありませんが、例えば研究者取材をやるなかで、実習メンバーで一緒に勉強したり、専門が近い受講生に話を聞くといった形で学んでいくことがあります。

修了生座談会
座談会質疑応答

Q. 修了生の方に質問です。CoSTEPの受講によって、今後の研究活動も続けていくうえで「主体的かつ継続的」な科学コミュニケーションは実施できそうなイメージはありますでしょうか。

A.(渡邉さん)詳しくは、受講生の活動体験をまとめたページご覧ください。教えるだけではない科学技術コミュニケーションをやっていきたいという話をしています。

(スタッフ追記)渡邉さんが言及されたソーシャルデザイン実習の活動報告は次のURLのページをご覧ください。
https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/news/21513

Q.高校生物の教員として、科学の重要性を説いていますが、あまり響いていないと感じております。CoSTEPを受けての感触はどのようなものでしょうか。

A.(波田さん)自分が面白いと思い興味があることを研究しているけれど、他の人にとっても面白いかどうかはわかりません。面白いと感じてもらうためには、自分のこととして考えてもらうことが重要なのだということを、ゲームや劇という実践を通して学んだと思います。

Q.本科に比べて選科は物足りなかったというということはありましたか?

A.(河内さん)オンラインによるデメリットはなかったと思いますし、修了成果物を制作する過程でコミュニケーションが活発に行われたので、自分の中で物足りないという印象はありません。しかしながら、本科は受けたいという思いを持っています。

Q.仕事と選科の両立で何か工夫されていたことはありますか?仕事との両立に不安を抱えています。

A.(河内さん)アーカイブ受講できたのでそこは問題ありませんでした。演習を作るための期間にミーティング、個人作業の部分は、仕事との兼ね合いもあり大変な部分もありました。しかしながら、仕事や自分の課題と結びつけ、相互的に良い影響があると考えていたのと、自分がいかに楽しむのかという部分を妥協せず行うというのが大事かと思いました。

Q.子どもに対するサイエンスコミュニケーションにも興味があります。大人子ども関係なく「科学」への壁をなくすような活動がしたいと思っています。選科Aの実習ではターゲット層、実際参加者はどのような方が多かったのでしょうか。
A.(佐藤さん)自分が子供の立場に立てるかどうか、どう見えるのか考えてみることが必要なのではと思いました。
(スタッフ梶井補足)もともと対面だとOBOGの方がターゲットだったが、オンラインだともう少し広がった対象だったと思います。

Q.CoSTEPを受講する上で一番大切だと思うことは何ですか?

A.(江澤さん)気持ちがとても大事だと思っています。科学技術コミュニケーターに興味を持って、なぜ興味を持ったのか、どういうことを身につけたいのか、受講当初の気持ちを最初から持ち続けることが重要で、一年間受講してやり切った感があるのではないかと思います。また、体調管理も大切です。

A.(浅嶋さん)スケジュール管理は大事だと思いました。一年間で学びたいこと、自分でやりたいことがきちんとあれば見通しを持って取り組めると思います。そういった意味でCoSTEPでの目標設定を最初にしておくことも大切です。多様な人との対話や交流する気持ちも大切であると思います。

修了生座談会メンバー

〈本科〉

ライティング編集実習:江澤 海さん

対話の場の創造実習:波田 和人さん

ソーシャルデザイン実習:渡邉 智久さん

グラフィックデザイン実習:浅嶋 詩乃さん

〈選科〉

選科A:佐藤 弘人さん

選科B:河内 直子さん