イベント

1119(土)「第60サイエンスカフェ札幌」開催されます

FIN
2011
11/19

おしくらさいぼう、押されてなくなれ!〜がん細胞と正常細胞の攻防〜

第60回サイエンス・カフェ札幌のご案内です。

病気のがんのもとになるがん細胞は、人間の体内で常に生まれています。何らかの原因により、正常だった細胞の性質が変化し、がん細胞になるのです。しかし、がん細胞の大部分は、病気のがんになる前に自然に排除されるといわれています。では、どのようにしてがん細胞は排除されていくのでしょうか。

そのメカニズムを探るなかで、がん細胞を周囲の正常な細胞が察知して押しだすという現象が発見されました。この現象の仕組みを解明し応用することができれば、病気のがんを未然に防ぐことや、これまでにない新しい治療法の発見につながるかもしれません。

記念すべき第60回サイエンス・カフェ札幌のゲストには、この問題に取り組む藤田さんをお招きして、がん研究の最前線について語っていただきます。どうぞご期待ください。

概要

日時:2011年11月19日(土)16:30~18:00(開場16:00)
場所:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
  (札幌市中央区北5条西5丁目7番地sapporo55ビル)
ゲスト:藤田恭之さん(北海道大学遺伝子病制御研究所教授/分子腫瘍学)
定員:100名
参加費:無料です。当日会場にお越しください。
主催:北海道大学CoSTEP

 ゲストのプロフィール

藤田恭之(ふじたやすゆき)さん

1965年生まれ。大阪府出身。北海道大学遺伝子病制御研究所教授。京都大学医学部を卒業し同大付属病院での研修後、舞鶴市民病院(京都府)に勤務。医師ボランティアとしてアフリカに渡った経験をもつ。大阪大学で博士課程を修了したのち、ドイツやロンドンでの研究生活を経て、2010年4月から現職。

大学卒業後は臨床医として活動していたが「目の前の患者だけでなく、より多くの人を助けたい」という想いから、がん発生のメカニズムを探るべく研究者に転身。「がんの社会性」をキーワードに、がん細胞と正常細胞との相互作用について研究を続けている。研究室では「ヤスさん」という愛称で慕われ、あふれ出るバイタリティと、関西の明るいノリで周囲の多くの人々を魅了している。

更新日2011.10.27