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2023年度CoSTEP修了記念シンポジウム「たったいくつものかたり歴史コミュニケーション視点から〜」を開催します

FIN
2024
3/9

【日    時】 2024年3月9日(土) 13:00-15:00(開場/受付12:30)
【場    所】北海道大学 工学部 フロンティア応用科学研究棟2F レクチャーホール(鈴木章ホール)
【参加費】 無料(申し込み不要、先着100名)
【開催形式】対面開催
【主   催】北海道大学 CoSTEP
【協   力】北海道大学共創教育センター、北海道大学Ph.Discover

一人ひとりの、真偽が確定しにくい語りの積み重ねの上に、無数の解釈が生まれ得る「史実」。
それは過去の過ちを繰り返さないためのヒントになるけれど、扱い方ひとつで社会の分断を生む原因にもなる複雑な存在です。

歴史に楽しく触れて、他者と深く語りあえると、現代の見方は変わります。
では、「歴史コミュニケーション」の場を創るためには、どんな工夫が必要なのでしょうか?
本シンポジウムでは3人の専門家をお招きし、実践の事例をお聞きします。
史料、教育工学、ゲーム、AI。日本史、生涯学習、動画、執筆。考古学、歴史問題、文化遺産、観光ー

講演とパネルディスカッションを通し、対象や媒体ごとに異なるテクニックを引き合わせ、過去を未来に繋げる方法論を探ります。
そこから得られる気付きは、揺るがない真理だと勘違いされがちな「科学技術」について対話する「サイエンスコミュニケーション」にも、通じるものがあるはずです。

【パネリスト】

池尻良平 さん
東京大学大学院 情報学環 客員准教授
専門は歴史教育、教育工学、ゲーム学習。歴史のゲーム教材やデジタル教材を開発しつつ、高校で実践・評価している。東京大学文学部卒。東京大学大学院学際情報学府博士課程を経て2014年に博士号(学際情報学)取得。共著に『歴史を射つ』『ゲームと教育・学習(教育工学選書Ⅱ)』など。

伊藤賀一 さん
スタディサプリ 社会科講師
1972年京都市出身。法政大学文学部・早稲田大学教育学部卒業。東進ハイスクール等を経て、現在リクルート「スタディサプリ」講師。ラジオパーソナリティやプロレスリングアナウンサーも務め、著書・監修書は70冊以上。

岡田真弓 さん
北海道大学 アイヌ共生推進本部/国際広報メディア・観光学院 准教授
東京都出身。博士(史学:慶應義塾大学)。北海道大学観光学高等研究センター准教授等を経て2022年より現職。専門はパブリック考古学と文化遺産論。研究関心は遺跡などの歴史的な文化遺産が現代の人々にどのように解釈され、受容・活用されているか。著書『イスラエルの文化遺産マネジメント:遺跡の保護と活用』など。

【聞き手】

宮本道人
北海道大学 CoSTEP 特任助教
可能世界作家、応用虚構学者、奇想科学コンサルタント。博士(理学:東京大学)。科学技術とフィクションを組み合わせる手法を研究。ノンスタ石田氏と共同研究し、漫才VRシステムを開発。企業の未来共創企画を多数監修し、小説や漫画原作を執筆。著書『古びた未来をどう壊す?』、編著『SF思考』『SFプロトタイピング』など。

【プログラム】
09:00-13:00 受講生による成果発表
13:00-13:10 修了記念シンポジウム開会のあいさつ
13:10-13:15 イントロダクション(宮本道人)
13:15-13:35 池尻良平さん話題提供
13:35-13:55 伊藤賀一さん話題提供
13:55-14:15 岡田真弓さん話題提供
14:15-14:55 パネルディスカッション(登壇者全員)
14:55-15:00 修了記念シンポジウム閉会のあいさつ
17:00-17:30 受講生による成果発表

※同日、2023年度CoSTEP成果発表会を開催します。1年間の学びの成果を、ステージ発表とポスター発表でお届けします。

更新日2024.2.7