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【公開講義】キムウォニョンさんによる「自動化社会における障害者の()」を開催します

SOON
2024
12/18

様々な講師をお招きして受講生限定で進めているCoSTEPの講義。今回のキム・ウォニョン(作家)さんの講義は、より多くの皆さんにお届けするため特別に一般公開で進めます。

キムさんの講義は、モジュール5、多様な立場の理解枠に入ります。科学技術コミュニケーターが多様な立場の個人や組織と連携する際に理解しておくべき、科学技術コミュニケーションに関わる主要なステークホルダーの立場について学ぶモジュールです。

キムさんは骨形成不全症により車椅子を使用します。社会学を学び、弁護士としてえ活躍していて、現在は主にダンサーと作家として活動されています。SF作家のキム・チョヨプさんと自身の障害、テクノロジーの現在、近未来の社会について縦横に語る注目作『サイボーグになる:テクノロジーと障害、わたしたちの不完全さについて』や、『希望ではなく欲望――閉じ込められていた世界を飛び出す』、『だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない』などで、ご自身の体験を辛辣な言葉で提示しています。また、「愛と友情における差別禁止及び権利救済に関する法律」、「人情闘争―芸術家編」、「Becoming-Dancer」などの公演でパフォーマーとしてステージにあがりました。障がいを持った人のダンスについて森田かずよさんとと行った対談 や、岩波『世界』2024年2月号で行った伊藤亜沙さんの対談「問いとしての障害」など、障がい者として、ダンサーとして活躍していくことについての経験を語ってもいます。

人口減少と急激な自動化過程を経て再構成される公共スペースは障害を持つ人々にどのようにアクセシビリティを拡大し、または排除しているのか。今回の講義では、障害と技術、芸術をめぐる話をつなげ、これらの問いに答えていきます。

日時:2024年12月18日(水)18:30~20:00
場所:紀伊國屋書店札幌本店 1F インナーガーデン
ゲスト:キム・ウォニョンさん(ダンサー、作家)
進行/通訳:朴炫貞(CoSTEP特任講師)
入場:無料、定員60名(CoSTEP受講生優先)

*講義タイトルは変更になる可能性があります。
* 写真出典 https://www.hankyung.com/article/202407039029i

更新日2024.12.3