イベント

「IMAGINE HOME, SWEET HOME」を開催します

SOON
2024
11/6
7

北海道大学 CoSTEPでは、バン・ジェハさんによる作品「IMAGINE HOME, SWEET HOME」を開催します。

ソウルを拠点に活動しているバンさんは、「流通」と「分断」のキーワードに冷戦の現状を見つめる作品を制作しています。韓国政府によって北朝鮮の情報はかなり制限されている状況や、そのシステムの可視化やそこに潜まれている皮肉を、個人の体験や日常とつなげて可視化しています。近作《96年8ヶ月のクロマキー》では1958年から1984年まで在日コリアンを対象に行われた北送事業を、当事者のインタビューと当時の宣伝イメージを混じり合う体験を提供しています。

作品は公演の形式をとる前半と、ワークショップを行う後半で構成されます。前半の公演部分では、社会的状況がAIやデータといったテクノロジーとどのように結び付けられるかを探ります。国境を越えた人々の物語をベースに、ある人の居場所について観客の解釈も取り入れながら、言語をイメージに、イメージを言語に変えます。そのことを通して、北朝鮮や韓国、日本の関係、そこにおける人々の暮らし、記憶や再現、通信や移動などについて、デジタルと身体性について触れながら、描いていきます。

前半の公演が終わってからは、公演内容を軸にするワークショップを開催します。ワークショップでは、公演に関する感想や、AIを用いてアイデンティティーについての問いに関する解釈などについて話し合います。

観客と北朝鮮や韓国、AIと情報、その中で暮らす個人の居場所(スイートホーム)について、想像してみましょう。


日時 2024年11月6~7日 (水〜木)
1回目 11月6日(水) 19:00~21:00
2回目 11月7日(木) 11:00~13:00
3回目 11月7日(木) 16:00~18:00
*3回ともに、前半の1時間は公演、後半の1時間はワークショップです。
場所 札幌文化芸術交流センター SCARTS スタジオ2
定員 各回30名
主催 北海道大学 CoSTEP、バン・ジェハ (作家)
協力 札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
助成 韓国文化芸術委員会、ポストヒューマン社会のための想像学

チケット予約はこちら(peatix)

  • ご自身のスマホを使ってQRコードを読み込んで参加する場面があります。必要でしたら読み込みの機材をお貸しします。受付の時にお話しください。
  • 韓国での公演様子の映像も、参考にしてみてください。
Credit

パフォーマー:吉川 春奈、久野 志乃
インタビュイ:ジョン・イギョム
企画・演出:バン・ジェハ
AD:パク・グンヨン
プロデューサー:朴 炫貞
ドラマトゥルグ:キム・ソルジ
リサーチャー:イム・ガヨン
行政支援:カン・ジェヨン
技術協力:チョ・ジフン
音楽監督:オロ・ミンギョン
デザイン:バン・ジェハ
通訳:朴 炫貞
翻訳:朴 炫貞、尹 太佑
オペレーター:カン・ジェヨン、チョ・ジフン
舞台設営:カン・ジェヨン、パク・グンヨン
舞台スタッフ:キム・ソルジ、パク・グンヨン
記録統括:キム・ソルジ
写真:小菅 謙三
映像:福津 圭佑、寺田 一貴
サポート:渡邉 智久、坂井 恭佳, ハ・スンヒ


問い合わせ / 取材依頼
朴炫貞 park[at]open-ed.hokudai.ac.jp ([at]を@に変えてください)

更新日2024.10.12