実践+発信

2025年度 成果発表会を開催しました

2026.4.11

2026年3月7日、北海道大学フロンティア応用科学研究棟レクチャーホールとホワイエにて、2025年度 CoSTEP成果発表会を開催しました。1年の学びをステージ発表とポスター発表でまとめ、共有しました。

ステージ発表

本科/対話の場の創造実践演習:混迷の森の対話班~企画のモヤモヤ切り取れなくて~

概要文:私たちは今年、ゲノム編集とAI倫理をテーマにしたサイエンスカフェ、そして流域思考を伝える動画制作に挑戦しました。共通していたのは、企画そのもの以上に「コンセプトを決めるまで」に時間を要したことです。アイデアを出しては詰まり、立ち止まり、時には企画が根本からひっくり返ることもありました。長い試行錯誤の末に成果物は形になりましたが、本発表では完成した企画だけでなく、ボツになった案や混迷した議論にも光を当てます。企画にはならなかったものの、確かに意味のあったコミュニケーションをステージ上で紹介します。

選科A:どーも、選科A ~科学技術コミュニケーションの批評・検証そして持論

概要文:今年度の選科Aは、放送各局の自己批評番組を模したセッション形式の発表を行います。これは、7月の集中演習で実施したオンラインイベントをオムニバス方式の番組に見立て、”視聴者”の反響とそれに対する制作者の受け止め、感想や意見に対する持論や制作裏話などの語りを演出し、各班が直面した苦労や制作中に浮かび上がったコミュニケーションに関わるキーワードを共有していくものです。さらに、共有した経験やキーワードから、選科A実習生たちがCoSTEPで学んだ科学技術コミュニケーションを総括していきます。

質疑応答
本科/ライティング・編集実践演習:『SCoPE』制作会議

概要文:理系大学院生4名で構成された2025年度CoSTEP本科ライティング・編集班。より多くの学生に研究に興味を持ってもらうために、高校生や新入生向けに北大の魅力を紹介する小冊子の制作を開始した。北大周辺のカフェ、新入生があまり知らない北大内の研究機関の紹介など、小さなきっかけから、あなたの知らない北大を覗く。我々はこの小冊子を『SCoPE』と名付けた――。
「未来の北大生に、研究に興味を持ってもらうには?」
「北大の隠れた魅力を伝えるには?」
議論を重ねながら一単語にこだわりを持って制作するライティング班の日常をご覧あれ。

選科B:サイエンスライティングの道しるべ 書いて、読まれて、磨かれた3日間

概要文:選科Bでは、高校生へ科学技術コミュニケーターの役割を分かりやすく伝える記事を執筆することをテーマに集中演習を行った。3日間の集中演習は、私たちにとって書くことだけに向き合える濃密で貴重な時間だった。先生方からの講義やワーク、そして受講生どうしで記事を読みあってフィードバックする「ピアレビュー」。本ステージ発表では、そこで得られた「サイエンスライティングに重要な5つの要素」を来場者に共有する。「ピアレビュー」と執筆を繰り返し、記事の内容を磨き上げた私たちの3日間を、ぜひ見届けてください。

質疑応答

本科/グラフィックデザイン実践演習:問題のある看板展

概要文:問題のある看板展へようこそ。
あなたの周りに、せっかく設置されているのに上手く機能していない看板はありませんか。
私たちグラフィックデザイン班は、月寒公園に設置された「問題のある」看板を、デザインによって改善する試みを行ってきました。
本展示では、月寒公園に住むキツネとの関わり方について訴える看板をどのようにデザインし直し、改善していったか、制作者の意図とともに振り返ります。更に、作成した看板を用いて子どもたちに楽しく学んでもらうために実施したイベント「月寒コンコン探偵団」の様子もご紹介します。

選科C:グラフィックデザイン実習の軌跡〜デザインするその前に〜

概要文:本発表では、グラフィックデザインコース(選科C)の実習を通して得た学びと葛藤を振り返る。科学技術を「分かりやすく」伝えようと情報を削ぎ落とす過程で、かえって本質が失われてしまうのではないか、何をどこまで伝えるべきなのかという悩みに直面した。Before/Afterの制作物を対比しながら、「どう見せるか」以前に「何をかくか・何を伝えるか」を問い続けることの難しさと重要性を、私たち自身の試行錯誤を通して共有する。

質疑応答

ポスター発表

午前9時から10時までと、12時から13時までには、ホワイエでポスターセッションを行いました。

本科 / 対話の場の創造実践演習:本科対話班の一年

概要文:本科対話班はこの一年間、前半はゲノム編集とAI倫理についてのサイエンスカフェを企画・運営し、後半は流域思考についての動画制作を行いました。ポスター発表では、各サイエンスカフェの内容や当日のワークの様子、参加者から出た意見などを展示します。また、動画制作のプロセスを紹介するとともに、完成した動画や背景のセットも展示しています。ステージ発表では紹介しきれなかった、各企画に込めた工夫や想いを散りばめていますので、ぜひお越しください。

本科 / ライティング・編集実践演習:『SCoPE』リリースイベント【EPoCS】

概要文:待ちに待った、『SCoPE』リリースイベント当日!ブースに立ち寄ってくれた方には、『SCoPE』一冊プレゼント!
ブースでは、CoSTEP本科ライティング・編集班が1年間で執筆、投稿したwebマガジン『いいね Hokudai!』の記事や、それをもとに制作された、北大の隠れた魅力を紹介する小冊子『SCoPE』の制作秘話を一挙に大公開!各記事の制作過程やボツになった話、小冊子制作の苦労話など知られざるエピソードが盛りだくさん!『SCoPE』のウラ側をぜひ覗きにきてください!!

本科 / グラフィックデザイン実践演習:グラフィックを活用した平面と体験のデザイン

概要文:グラフィックデザイン実践演習班ではこの一年、デザインを活用して人の行動や体験を促す方法を模索してきました。
サイエンスカフェのチラシ作成では、人の興味を惹きつつ、趣旨や目的が正しく伝わるよう工夫しました。ラフ案からどのように変化していったのか、メンバーの努力をぜひ追体験してください。
また、月寒公園に住むキツネと人間の共存を目指し、公園利用者がキツネの生態やキツネとの共存について楽しく学べるような看板づくりに取り組みました。看板を活用したイベントの企画や、制作の裏話も盛りだくさんでご紹介します!

選科A:「時」の土に蒔き、ひらく選科A

概要文:選科Aでは「時」をテーマにサイエンスイベントを企画し、実践を通して科学技術コミュニケーションを学んできました。本ポスターでは、その時間を学びを育てる「土」に見立て、演習の内容や過程で蒔かれた気づき、一人ひとりの変化を、イラストと写真で振り返ります。CoSTEP修了を迎えるいま、私たちはどのような科学技術コミュニケーターを目指すのか、その姿を言葉とビジュアルで可視化しています。試行錯誤や協働の中で芽生えた発見も含め、選科Aでひらかれた学びを来場者のみなさんと分かち合い、次の実践へつなげたいと考えています。

選科B:サイエンスライティングの道しるべ 科学を、日常へ。ー書くことでひらくサイエンスコミュニケーションー

概要文:選科Bでは、集中演習で読み手を創造するために考えた架空の高校生「凛ちゃん」が暮らす街「S市」を舞台に、さまざまな形の科学技術コミュニケーションに出会える地図を制作した。凛ちゃんとともに地図上の施設をめぐると、選科Bの集中演習で私たちが執筆した記事と出会うことができる。本ポスターは「科学技術コミュニケーションとは、日常に溶け込んだ営みである」という私たちの気づきを視覚的に表現しており、来場者には本ポスターをまだ見ぬ科学との偶然の出会いへの喜びを再認識する場として楽しんでもらいたい。

選科C:完成しなかったデザインたち〜科学技術コミュニケーションの試行錯誤〜

概要文:ポスター発表では、選科C各自の制作物(Before/After)とともに、制作過程で生じた違和感や納得しきれなさを言葉とともに可視化する。完成度の高い成果だけでなく、迷い、削ぎ落とし、悩み続けたプロセスそのものを展示することで、科学技術コミュニケーションにおける「分かりやすさ」と「伝わること」の間にある問いを来場者と共有する。あわせて来場者に実際に参加してもらう体験型の要素を取り入れることで、「伝える/伝わる」を自分ごととして考える場をつくる。

研修科:組織の中でやってみた。持続可能な広報組織の体制づくり

概要文:研修科テーマである「持続可能な広報組織の体制づくり」のうち、職場内に「科学技術コミュニケーション研究会」を設立するという背景と経緯、その成果について報告します。

私にとって科学技術コミュニケーションとは

みなさん、修了おめでとうございます!1年間、お疲れ様でした。