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[芸術祭選択実習13] 曹中  | 増山士郎 featuring ジュリーフィアラ《ジャコウウシカバーを編む》

2021.3.1

初めて「増山士郎 featuring ジュリー・フィアラ」の《ジャコウウシの角カバーを編む》のコンセプトを聞いた時に、「面白い!」しか言えなかった。スタッフの説明そして作家のインタビューを聞いていただいたあとだったのでで、この作品のメッセージがすごく分かりやすく届いたわけだ。アラスカの農場でジャコウウシの毛を収穫し、イヌイットのアーティストにジャコウウシの角のカバーを編んでもらう、という行為で二つのコミュニティーを繋いで対話の場を作るということだ。


《ジャコウウシの角カバーを編む》のためのドローイング 2020年

私はこの作品がは《Self Sufficient Life》シリーズ作品の第四作だと知り、これらのシリーズ作品で現代社会の生産と消費に対してする自省したを感じた。また、生産と消費のグローバリゼーションが、この作品に提示されているたと思う。普段、農場で収穫した動物の毛が遠い場所の工場で加工され、生産された商品が全世界の消費者に届く、というプポロセスが我々の親しいパターンだがけど、この作品は少しユーモアなふざけるような発想で、いわゆる「自給自足」のプロセスを展示することでし、もう定着してしまったた消費社会において、インパクトを私に与えてくれたた。

 

<SIAF全体について>

もともとSIAF2020を研究対象とする私によって、実際に一回とも参加できなかったSIAFは意外に親しい存在だった。私の関心がある分野は大体「空間」と関連しているので、都市型芸術祭であるSIAFは都市広域を扱うというコンセプトはすごく面白いと私が思った。

芸術祭は祭りの一種に過ぎない、祭り感を出すのはすごく重要だと思っている。そのため、観光客の誘致や都市ブランドの構築だけではなく、どういうふうに市民側の参加を喚起するのか、札幌市民というコンミュニティ感を増やすのか、というのは重要な課題なのではないか。

ネットでSIAFに対する批判がそれぞれだが、私は札幌という自然とともに生きている都市が、芸術祭と非常に相性がいいと感じた。雪や風、北方面の海と南西の群山など、自然とここまでそんなに近い都市は、なかなか見つからないのではと思った。?今後のSIAFの展開活躍を楽しみにしている。